先週末から劇場公開が開始された「機動警察パトレイバー」の実写化プロジェクト第2弾『THE NEXT GENERATION パトレイバー/第2章』から、誰もが知る名作アニメーションにオマージュを捧げた、衝撃のシーンが公開された。
映画『THE NEXT GENERATION パトレイバー/第2章』フォトギャラリー
シリーズ全12話を7章に分け、期間限定で順次劇場上映する本シリーズ。先月31日から公開中の『第2章』は、エピソード2「98式再起動せよ」とエピソード3「鉄拳アキラ」の2編で構成されており、公開された画像は、「98式再起動せよ」の一場面。警視総監の面前で礼砲を撃つことになった第二小隊の面々が、タイミング悪く動かなくなった98式イングラムの復活に奔走する姿が描かれる。
公開された画像からは、頭部と左腕を破損しながら、右手のリボルバーを真上に構えたイングラムが確認できるが、これはファンならば誰もが知る「機動戦士ガンダム」のあの名シーンをほうふつさせる衝撃の姿。さらに、その横に朽ち果てたように座り込むもう一体イングラムの姿は、やはり伝説のロボットアニメ「太陽の牙ダグラム」への多大なるオマージュとしか思えない構図となっている。
初期オリジナルビデオ時代から、往年の特撮や映画、アニメのパロディーの多さでも知られていた本作だけに、実写版でもその姿勢はしっかりと受け継がれている様子。第2章にして、ここまでイングラムがボロボロになっていいのか、そもそも何があってこのような状態になったのかなど謎は多いが、往年のファンにとっては、劇場で大爆笑できるシーンになっていることは間違いない。(編集部・入倉功一)
『THE NEXT GENERATION パトレイバー/第2章』は新宿ピカデリーほかにて公開中
『THE NEXT GENERATION パトレイバー/第3章』は7月12日より全国順次上映