『るろうに剣心』蒼紫・伊勢谷友介、1作目にもオファーが来ていた!(シネマトゥデイ) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140725-00000005-flix-movi


映画『るろうに剣心 京都大火編』で新キャラクター・四乃森蒼紫を演じた伊勢谷友介が、実は2012年公開の前作『るろうに剣心』の時にも出演オファーが来ていたことを明かした。当時はスケジュールの都合で出演はかなわなかったというが、そのことで逆に第2作・第3作に出演することとなり、伊勢谷は「再度オファーを頂けて、うれしかったです」と笑みをこぼした。

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 1976年生まれの伊勢谷は、原作コミックが連載されていた当時、リアルタイムで読んでいたという「るろ剣」世代。「この作品でいえば、志々雄(真実)の方が自分の人間性に近しい部分があるとは思ったんですが、そういう意味では蒼紫の方が自分にとってチャレンジだったかもしれない」と言う一方で、意外にもほとんど役づくりには時間を割かなかったという。

 「殺陣の練習が非常に大変だったんです。とにかく練習の段階で体にくるんですよ。だから、アクションのことを考えるだけで、精いっぱいでした。蒼紫は役としては非常にシンプルで『剣心を倒したい』と修羅になっている状態がほとんどなんです。キャラクター的にも二刀流で、正当な戦い方をしていないので、心持ちとしてはトレーニングをやりながら、『修羅』の感じを乗せていきました。無理に精神状態を重ねようとはあんまりしませんでした」。

 実際に撮影では5~6日にわたって殺陣のシーンが続き、その間は朝から晩まで体を動かし続けていたこともあったそう。「だから、必死にやらせていただいたことで、結果として修羅になっていたという方がしっくりきますね」と伊勢谷。そして、そうした心境に至ることができたのは、大友啓史監督をはじめとする周囲のスタッフへの信頼があってこそだ。

 「必死で何も考えている余裕がなかったので、例えばカメラマンさんなら、自分の内包しているものがどういうふうに外に出てきているかっていうのを、カメラがどういう角度でどのように切り取ってくれているか、カメラマンがつかんでくれると全面的に信頼しました。そして、信頼しきれば、楽になるんです。自分でコントロールしようとするんじゃなくて、自分のやれることだけをやりきって、それが一つの作品になる……そういうのって、めっちゃかっこいいじゃないですか」。

 そんな伊勢谷は見どころを尋ねられると、悩んだ末に「……志々雄が超かっこいいんですよ。俺がやりたかったなというのもちょっとありましたけど、あれは藤原(竜也)くんだからこそできた志々雄でしょうね」と笑う一幕も。その後、自身演じる蒼紫についても「回転剣舞が2、3回出てきます。漫画じゃないので名前を言ったりはしていないですが、自分では結構『決まった』と思っています」と付け加えていた。(編集部・福田麗)

映画『るろうに剣心 京都大火編』は8月1日より、『るろうに剣心 伝説の最期編』は9月13日より、丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国公開