福山雅治、佐藤健と“男の約束”『るろうに剣心』で「龍馬伝」以来の競演!(cinemacafe.net) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140728-00000002-cine-movi


興収30億円を超える大ヒットを記録した前作『るろうに剣心』をはるかに凌ぐ規模で製作された、続編となる『るろうに剣心 京都大火編』と『伝説の最期編』。このシリーズ完結作となる2部作に、主演の佐藤さんにとっては大河ドラマ「龍馬伝」以来の共演となる事務所の先輩・福山雅治が、“最後の大物”として出演していることが明らかになった。

<写真/『るろうに剣心』に出演する、福山雅治(大サイズ)>

連続公開となる2部作で描かれるのは、原作コミックファンにも高い人気を誇る “京都編”。かつて、緋村剣心(佐藤健)の後を継ぎ“人斬り”の仕事をしていた志々雄真実(藤原竜也)は、裏切られ、今では明治政府の転覆を虎視眈々と狙っていた。剣心は薫(武井咲)らに別れを告げ、志々雄の野望を食い止めるべく京都へと向かう…。

今回、新たに参戦することになった福山さんは、昨年の主演作『そして父になる』で初めての父親役という新境地に挑み、カンヌを始め国内外で高い評価を受けた。その福山さんが、俳優として次に選んだのは、坂本龍馬を演じた「龍馬伝」の大友啓史監督と再タッグとなる本作。これまでにない激しい殺陣アクションにも初挑戦しているといわれており、また、自身初のコミック原作の実写映画への出演ともなって、『るろうに剣心』が代表作となった事務所の後輩でもある佐藤さんのために、ひと肌脱いだ形となった。

しかしながら、その役柄、役名はいまだ謎に包まれたまま。いち早く、全国で実施された『京都大火編』試写会でもエンドロールには名前がクレジットされておらず、ネット上のファンの間ではひそかに話題となっていた。出演とともに解禁された長い髪に着物姿のビジュアルを見るかぎりでは、剣心の敵なのか、味方なのかははっきりしないが、剣心と深い関わりがあり、物語の鍵を握っていることがうかがえる。

今回の出演を受け、福山さんは、「大友監督とは『龍馬伝』以来3年振りになるのですが、作品としてさらなる高みを目指し、深く進化している撮影現場に感動しました」と語る。さらに、「今回激しいアクションシーンを体験させていただき、剣のひと振りにもそれぞれの個性があり、そのアクションに“役も人間も滲み出るものだ”ということを改めて教えていただきました。そしてそこで出会った剣心は、とても強く美しかったです」と、前作以上に剣心を熱演した佐藤さんの奮闘ぶりを称えた。

佐藤さんは、「前作の宣伝期間に福山さんのラジオに呼んでいただいて、『続編あるならぜひ出て下さい』と話したことがあって、今回本当に実現して、口だけじゃない先輩の男気を感じました」と出演の裏側を明かしながら、「『龍馬伝』ぶりの共演でしたが、アクションシーンも多く、激しいことをやりましたので完成した映画を見るのが楽しみです」とファンにアピール。

また、脚本執筆時から“その役”は「福山さん以外にはいない」と考えていたという大友監督は、「その懐の深さと、剣心の前に大きな壁となって立ち塞がる残酷なまでの強さと優しさと。そして、有無を言わせぬ存在感と…」と福山さんを表現。

そして「佐藤健と福山雅治、両者のぶつかり合いが、いったいどんな熱を、どんな物語を産み出すのか。その想像を超えた可能性こそが、僕にとってのキャスティングの大きな理由です」と語り、「ダイナミックな立ち回りも、そして鬼気迫る演技も福山雅治さんならではの“大きさ”が際立つシーンがたくさん撮れていると思います」と手応えをアピールする。

「龍馬伝」以降、カンヌなどの国際舞台を経て俳優として再び“大友組”に帰ってきた福山さんと、ハマリ役となった本作の完結編に並々ならぬ覚悟で挑んだ佐藤さん。その2人が、また新たな局面で剣を手に対峙するシーンに注目が集まりそうだ。

『るろうに剣心 京都大火編』は8月1日(金)より公開。『伝説の最期編』は9月13日(土)より公開。