丸刈りおっさん役の森三中・大島が最優秀女優賞!5年ぶりの快挙(シネマトゥデイ) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140809-00000020-flix-movi
映画『福福荘の福ちゃん』(11月8日公開)で映画初主演を果たし、女性ながら丸刈りのおっさん役を務めたお笑いトリオ森三中の大島美幸が、7月17日から8月7日までカナダ・モントリオールで開催された第18回ファンタジア国際映画祭で、最優秀女優賞を受賞した。日本人としては、第13回(2009年)に同賞を受賞した『愛のむきだし』の満島ひかり以来、5年ぶりの快挙となる。
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妊活休業中の大島は「このような素晴らしい賞をいただき、びっくりしすぎて笑ってしまいました」と率直な気持ちを明かすと「本当に、ありがとうございました。男役なのに、女優賞。なんか不思議です。主人公の福ちゃんを作り上げてくださった、藤田容介監督に感謝します」と喜びいっぱいのコメントを寄せた。
藤田監督は「大島さんは、全身全霊で福ちゃんに成り切ってくれました。男性の役を女性が演じるというのはリスクの高い賭けで、そんなギャンブルに大島さんを巻き込んでしまい、自分としては、大島さんに絶対に恥をかかせるわけにはいかなかった。それが、こういう形で評価されて、こんなにうれしいことはありません。監督賞をもらうよりうれしいです」と胸をなでおろしている。
『福福荘の福ちゃん』は、大島が丸刈りで撮影に臨んだ人情喜劇。藤田監督のオリジナルストーリーで、自分を女性恐怖症に追い込んだ張本人と約20年ぶりに再会した中年塗装工の姿を描いている。
1996年に始まった同映画祭は、世界各国のインディペンデント系からメインストリームまでのジャンル映画の上映を行っており、北米で最も重要なジャンル映画祭と称されている。なお、今年の最優秀作品賞であるシュバル・ノワール賞は映画『太秦ライムライト』(落合賢監督)、最優秀主演男優賞は同作の福本清三、長編アニメーション作品の最優秀賞にあたる「今敏賞」は映画『ジョバンニの島』(西久保瑞穂監督)が受賞し、日本映画の躍進が目立つ結果となった。(編集部・小松芙未)
映画『福福荘の福ちゃん』は11月8日より新宿ピカデリーほか全国公開