世界中を笑わせたロビン・ウィリアムズは、ジョーク連発のサービス精神旺盛な人だった(クランクイン!) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140812-00032248-crankinn-movi
現地時間8月11日、自宅で死去した俳優でコメディアンのロビン・ウィリアムズ。サービス精神旺盛な人だった。
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スクリーンを通じて世界中を笑わせたロビンは、インタビューでもジョークの連発。いつのまにかコメディショーになってしまい、取材している時は爆笑して楽しんでも、後で原稿にしようと思うと、その場にいない人には可笑しさが伝わらないことが多く、筆者も頭を悩ませたものだ。
1951年、シカゴ生まれ。父はフォード・モーターズの重役、母はモデル。高校時代に北カリフォルニアに移住した。祖先に有名な政治家をもつこともあり、一時は政治を勉強することを考えたものの、名門ジュリアード音楽院に合格し、演劇を専攻。ロン・ハワードらが出演した70年代のコメディ番組『Happy Days(原題)』にエイリアン役で出演し、好評を買ったことが、主演番組『Mork & Mindy(原題)』につながった。
その後は、映画『ポパイ』『フック』『ミセス・ダウト』などの大ヒットで、世界的コメディアンの地位を獲得。だが、2002年あたりからは、方向転換を目指してか、『ストーカー』『インソムニア』など、あえて暗い作品に挑戦している。
オスカーには87年の『グッドモーニング,べトナム』で初めてノミネート。『いまを生きる』『フィッシャー・キング』でも候補入りしたものの逃し、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』でついに助演男優賞を受賞している。ゴールデン・グローブ賞や俳優組合賞(SAG)での受賞歴もある。
人を笑わせることにおいては誰にも負けないが、私生活では暗い部分も抱えていた。80年代にコカインとアルコール依存症に悩まされたあげく更正を決意、20年間無縁を保ったが、2006年に更正施設に入所している。つい先月も、「依存症が戻ったわけではないが、正しいライフスタイルを維持するため」という理由で、自主的に更正施設入りした。
キャリア面では、今年末、大ヒットシリーズ『ナイト ミュージアム』の3作目『Night at the Museum:Secret of the Tomb(原題)』の公開が控えていたほか、1作目から20年以上を経て、『ミセス・ダウト』続編の製作企画が発表されたばかりだった。一方、昨年秋、大々的に宣伝されたウィリアムズ主演のコメディ番組『クレイジーワン ぶっ飛び広告代理店』が、1シースンで打ち切りになっている。結婚歴は3回。子供は3人。3人目の妻とは、2011年10月に結婚したばかりだった。