「暮らし」と「仕事」“新しい” オンナの生き方について考える 3 Days ブログネタ:「暮らし」と「仕事」“新しい” オンナの生き方について考える 3 Days 参加中
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「暮らし」と「仕事」“新しい” オンナの生き方について考える 3 Days」


このイベントは、経済産業省・中小企業庁が実施している「主婦インターンシップ」事業の活動の一環として行われました。


三日目のテーマは
『未来の働き方とは?』

ゲストはお三方

奥田浩美さん、佐伯康人さん、工藤啓さん

最後に全員で集合写真を撮って頂きました♪

トークセッションでうかがったお三方の生まれてからこれまでの来し方があまりにも世間一般で「普通」と言われているものとかけ離れて違うので、自分自身の人生に関して何の参考にもならないというのが大変おもしろかったです。


お三方の人生の軌跡は真似できないとしても、その生き方の姿勢やものの考え方は大変興味深いものでした。羨ましかったのは、お三方のご家庭では父親が積極的に育児に参加しているという点です。すなわち奥田さんのパートナー氏と、工藤さん、佐伯さん御自身ですね。


特に工藤さんは父親として育児休暇もとられたそうで、その時のエピソードが傑作でございました。


工藤家では犬を2匹飼っているのですが、両頭の仲が悪いので一緒には連れ出せないため、必ず1匹ずつ散歩させなければならないのだそうです。それも朝晩の2回。育休中はそれも工藤さんの努めだったので、毎日毎日同じ公園に朝晩朝晩都合4回、犬を連れて行ってたそうです。


するとある時公園にお子さんを連れて集まっている奥様方の一人に呼び止められ、

「アンタ毎日ここで何やってるの」

と。


公園に集まる奥様方の間では工藤さんはもう完全に不審者扱いされてたんですね~。健康そうで働き盛りの年齢の男性が平日昼間(朝晩のはずなんですが)っから公園に何度も通うのは不自然だと。


そう思ったのはむろん奥様方だけではなく、警察官から職務質問もされたし、その公園に寝泊まりしているホームレスのグループからは

「新人なのに挨拶に来んのか」

と難癖をつけられたとか。


いずれもきちんと誠意を尽くして自分が育休中であることを説明したら分かってくれたそうですが、日本では働き盛りの男性が働かずに公園にいることがいかに不自然で普通でないと受け取られるかよく分かるエピソードでした。



働き盛りなのに日中働いてない男性って、パチンコ屋とか喫茶店とか競馬場や競艇場あたりに一杯いると思うんですが、そういう彼らは働いてなくてもよっぽどじゃなければ不審者扱いはされないと思うんですけどね~。


「公園」という場所が合わなかったのかも。何かこう、働き盛りの男性が毎日来る場所ではない、というか、女性や子どもやお年寄りのためのテリトリーというのが暗黙の了解なのでしょうか。


いつか働き盛り世代の男性が平日日中の公園にいてもごく自然に

「あ、育休とってるんだな」

と周囲が察することのできる日が日本に来るのでしょうか。


その日を迎えるために、様々な先入観や思い込みを自分から一つずつ取り除いていかないと……と思った工藤さんのトークでした。


だって私だって平日昼間に働き盛りの男性がスーツも着ずに犬の散歩させてたら、それが毎日同じ時間だったら、何かと思うもんね。不審者とは思わないまでも、その近辺の誰かを張り込みに来ている刑事か探偵か、とかさ。今度から「育休中のどこかのパパ」という項目も選択肢にいれておこう。





※「主婦インターンシップ(正式名称:中小企業新戦力発掘プロジェクト)」とは?

結婚・育児・介護・転勤等さまざまな都合により一度退職し
再就職を希望する方(新戦力)を対象に、中小企業・小規模事業者の
仕事に触れながら職場経験のブランクを埋める機会を提供するプロジェクトです。

「いきなり復職は不安」、「まだ子どもが小さいから」、「ブランクがあるし」、
「すぐにフルタイムで働くのが不安」、などというママの復職を。
職場実習(インターンシップ)を通じ、再就職への一歩を支援します。

「主婦インターンシップ」
http://shinsenryoku.jp/



主催:日本財団(中小企業新戦力発掘プロジェクト事務局)
協力:株式会社サイバーエージェント






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