向井理と片桐はいりが姉弟役を演じた映画「小野寺の弟・小野寺の姉」の先行上映会が10月14日、東京・新宿ピカデリーで行われ、主演の2人が舞台挨拶を行った。舞台化を経て映画化された本作だけに、メインキャスト2人の仲の良さが伝わる舞台挨拶となった。

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 この日は、映画館で7年間アルバイトをしていたという片桐が、劇場の制服を着て入場の際にチケットを受け取る「もぎり」をするというサプライズが用意され、驚きながら握手を求める観客一人ひとりに丁寧に応えた。さらに、向井も舞台挨拶前のステージ上に急きょ登場し、場内アナウンスをすることに。歓声が上がるなか向井が原稿を読み始めると、会場は静寂に包まれ聞き入った。

 “最強すぎるふたり”というキャッチコピーに絡め、片桐は向井扮する弟の最強ポイントを「弱っちい、ダメちいところ」と分析。続けて「本当はすごい筋肉あるんですけどね」と向井の肉体美を明かすと、向井が「大変でした。『S 最後の警官』というドラマの途中に撮っていましたから、ゆるい服を着ないと浮いちゃうので」とさらりとアピール。片桐が観客に「うわあ、筋肉自慢なんですよ」と顔をしかめて見せ、“弟”をからかった。

 2人とも同作の企画を5年程前から知らされていたといい、片桐は「その間にゲゲゲもあり、じぇじぇじぇもあり、向井理の成長を見てきました」とNHKの朝の連続ドラマを引き合いに出して向井を称賛。向井は照れながら「じぇじぇじぇはそっちでしょ!」とツッコミを忘れなかった。

 上映が始まると、会場外のチケットカウンターで2人揃って同作の前売り券を手売りすることに。その場にいたファンを大喜びさせた。映画は、早くに両親を亡くし2人で暮らしてきた、不器用ながら互いを思い合う姉弟の人生と恋の行方をコメディタッチで描く。「小野寺の弟・小野寺の姉」は、10月25日から全国で公開。