鳥山明『西遊記』“孫悟空”を描き下ろし!チャウ・シンチーの熱烈レターで実現!(シネマトゥデイ) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141107-00000004-flix-movi


人気漫画「ドラゴンボール」の鳥山明が、香港スター、チャウ・シンチーの監督最新作『西遊記~はじまりのはじまり~』のために描き下ろした、“孫悟空”のイラストが公開された。鳥山は、中国の伝奇小説「西遊記」を題材にした本作を「銀河系最強のおもしろさ!!」と大絶賛。その話を聞いたシンチー監督の熱いラブコールにより、イラストの提供が実現したという。

映画『西遊記~はじまりのはじまり~』フォトギャラリー

 本作は、シンチー監督が『ミラクル7号』以来、5年ぶりにメガホンを取ったアドベンチャー大作。驚きの妖怪バトルや怒とうの笑いと感動を交えながら、「西遊記」のメインキャラ、三蔵法師、孫悟空、沙悟浄、猪八戒が出会う以前のオリジナルストーリーが展開する。

 今年7月の来日会見でシンチー監督は、劇中における孫悟空の描写について「孫悟空が、最初は人のような感じで次に小柄な猿になり、最後に大型のゴリラのように姿を変えていく様子は『ドラゴンボール』の影響が大きい」とコメント。その縁もあって、本作を一足早く鑑賞した鳥山は、「予想と常識の壁をはるかに超えてみせる銀河系最強のおもしろさ!! 久々に完璧な娯楽映画を観ました!」と手放しで絶賛。

 さらに「これこそがボクの理想とする娯楽映画の最高峰であります!」とまで語る鳥山の反応に、シンチー監督も歓喜。さっそく手紙に「先生にあのように評価していただき心より光栄に思っています。ずっと先生の作品を愛読させていただいており、先生の手で本作品『西遊記』のイラストを描いていただければこれ以上の幸せはない!」と熱烈な思いをしたため、鳥山にラブコール。こうして、日中を代表する二大クリエイターのコラボレーションが実現した。

 漫画家としてだけではなく、ゲームキャラクターや車のデザイン、CDジャケットのデザインを手掛けるなど幅広く活動している鳥山だが、自身の作品ではない、映画のキャラクターを描き下ろすことは異例。ビジュアルは、11月10日より交通広告として使用される。(編集部・入倉功一)

映画『西遊記~はじまりのはじまり~』は11月21日よりTOHOシネマズ有楽座ほかにて全国公開