真ん中のチャップリンが森川さん♪
トム・クルーズとマーティン・フリーマンの両方できるって、ある意味スゴイ。
実はこの日、トークショーが終わってからトイレに入って出てきたら、楽屋(?)に向かうお三人に運良くでくわしまして、のぼせあがったワタクシ、江原正士さんと堀内賢雄さんまでは大きな(かつ浮かれた)声で「ありがとうございました!」というだけでガマンしてたんですが、最後の森川さんに至ると遂に辛抱たまらなくなってしまい、「握手してください~~~」とメロメロの声で頼み込んでしまいました。
ええ、握手してくださいましたよ、森川さん。その女性の手のように滑らかで優しい感触に興奮が頂点に達したワタクシ、そのまま手を離すこともせず、
「ジョンの声で喋って下さい~~~~~」
と一緒に歩きながらついお願いしてしまいました(←すでに理性は蒸発している)。
すると森川さんは面食らったように
「え、ジョン?」
と一言。
はい、そりゃそうでしょうねえ、これまでに「ジョン」と言う名の登場人物の声は何十人も、ひょっとしたら何百人も演じてるでしょうから、いきなり言われてもどの「ジョン」だか分かるわけがありませぬ。
ひるまずワタクシ、言いましたよ。
「ジョン・ワトソン」
と。
ホント、ずうずうしくも、まだ手を握ったまま。
でも森川さんはまだ葛藤しているご様子。
実はジョン・ワトソンの声も一種類じゃないんですよね~。森川さんは映画の「シャーロック・ホームズ」でジュード・ロウが演じたワトソンも、テレビの「SHERLOCK」でマーティン・フリーマンが演じたジョンも、両方やってるんです。他にも別の作品やアニメなどでもいろんなジョン・ワトソンやってるかもしれないわ。
そこでワタクシ、叫びました。
「シャーロックと言って下さい!」
と。
何故なら、ホームズものは世にたくさんあれど、彼のことを「シャーロック」と呼ぶのは「SHERLOCK」のジョンしかいないからです。
はい、ワタクシ、まだしつこく森川さんの手を握っております。ほとんどストーカーです。そんなワタクシをいやがりもせず(ほんとは迷惑だったに違いない……)、誠実にこたえてくださいましたよ、森川さんは。
「この格好じゃ、無理」
と。
ハイ、チャップリンの扮装をしている時は、当然チャップリンの声しか出せないわけですね。声優魂って、そういうものですね。
ここで遂にワタクシ森川さんの手を放し、楽屋へと去りゆく姿を見送ることになりました。うん、さすがに楽屋の中まではついていけませんもの。って、森川さんの手を握ったまま、どれだけ歩いてたんだ、自分!
でも森川さんの生の声をお聞きすることができて本当に幸せ♪ これって、かつてオーランド・ブルームと握手した時以来の感動かも。
トム・クルーズでもマーティンでもチャップリンでもなくても、森川さんのお声は本当に美声♪ 柔らかくって、軽やかで、でも響きが豊かでお人柄の良さがにじみ出ていて、いつまでも聞いていたいお声でした。
スカパー!映画部の企画で招待されて「第27回東京国際映画祭」に参加して鑑賞したチャップリンの「吹替」を見たあとの出来事でした。今だからこそ、こっそり打ち明けます。
スカパーでの「チャップリン吹替劇場」はまだまだ続きますので、視聴環境にある方はお見逃しなくね♪