ブログネタ：男女の友情は成立する？
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ちょっと前までは私も「男女の友情は成立する」と思っていました。
男性でもトモダチづきあいができて、それが楽しいなら、あえてそれを壊す必要もあるまい……って感覚ですね。そもそもトモダチ関係を選んだ時点で互いに相手に対して恋愛感情を持ってない、というのが前提ですが。男性はいざ知らず、女性は「こいつの子どもはいらんな」と相手のＤＮＡに見切りをつけたら、それ以上の深入りは避けると思うので。そうなった以上、その関係は消滅させるか「友情」に留めておく以外に選択肢はないっしょ。
ところが、その「この人との子孫繁栄はない！」と一度は見限ったはずの関係を見直す可能性があることについ先日気づいたんです。
もしももしもその男性からこの香りが漂ってきたら……！
ゲランのオードトワレ「ロム イデアル」
「ロム イデアル」の意味は “理想の男性”
まさにその名の通り、この香りからは「理想の男性」が想起されるのです。
この香りは目の前にいる実際の人物の視覚や記憶による情報を一旦遮断して、それらの上に嗅覚による情報を上書きするんですね。
で、その情報が「理想の男性」ってわけ。
この香りが鼻孔をくすぐると、女性は思います。
「あれ、今まで気づいてなかったけど、この人ってひょっとしてハンサムだった？ で、見て見ぬふりしてたけど、実は筋肉質のいいカラダだった？ でもってこれまで深く知ろうとしてなかったけど、何を隠そう頭も性格もよかった？ え、え、え、？ もしかしたら目の前にいるから分からなかっただけで、私の理想の男性はこの人だった？」と。
具体的に言うなら、「ホワイトカラー」に出ているマット・ボマー演じるニール･キャフリーが目の前に現れたらこんな香りなんじゃないかという印象なんですよね。彼って理想の男の“スマート、ハンサム、ストロング”そのものですから。その香りが嗅覚に伝える情報がとても強いので、この香りを漂わせている人が皆“スマート、ハンサム、ストロング” なニールに思えてしまうという……そんな男性の魅力に抗える女性って、いるんだろうか？
それまでフツーにトモダチだったとしても、香りが「ロム イデアル」「理想の男性」に変わった途端、その友情は消え失せ恋情に変わると思います。だって、目の前に「理想の男性」がいるんだよ？ まだ見ぬ我が子の理想の遺伝子半分よ？ だれがそれに逆らえる？
「ロム イデアル」がこの世にある限り、もはや男女の友情は不可能です。
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