はい、とりあえずモニターの締めきりも切羽詰まってるのがないんで気楽な木曜あけ金曜の丑三つ時。
たまには酔っぱらってるのをいいことに自分をさらけ出したいと思います。うん、自分に欠けてるのは何といってもこれなのよね。
さて、本日前夜祭で「エクソダス」を見てきたのですが……あ、あれね、「エイリアン」や「キングダム・オブ・ヘブン」のリドリー・スコット監督最新作ね、これは一言で言うなら「人知を超越した天変地異のつるべ打ちには誰も勝てない」という映画でした。詳細はブルーレイのディレクターズカット版を待てという最近のスコット監督いつものパターン映画。スペクタクルは映画館で見て、ドラマは自宅テレビで鑑賞しろということですね。監督、これからはずっとこのパターンでいくつもりなんでしょうか、いい加減映画館だけで完結できる作品を見たいぞと思うのですが……。
まーそれはおいといてー。
アタシ今日、実はその他に3作品同見てるんですよね~。
ってゆーか、今日、じゃないや昨日だ(←酔っぱらってるんです)、忙しい一日でさー、午前中コーラスの練習でしごかれて~、午後一番でヨガ行って~、それから「アニー」見て「96時間 レクイエム」見て「ベイマックス」の吹き替え見てから「エクソダス」の3D字幕見たんですよ。「エクスダス」以外は全部二回目なんだけど。で、一番寝たのが「96時間」でしたね。寝ないために必要なのはアクションシーンじゃないってのが一番わかったのが今日の収穫でした。
ま、「96時間」は3作目ですからね。「ハングオーバー」もそうですけれど、3作目というのはワリと1作目に近づけて3部作としての連環を構成して終わろうという意識が強い中で作られるんですけど……あんまり成功してないっていうか。監督が違うせいもありますけれど、改めて一番最初の「96時間」は傑作だったなという思いを強くいたしましたです。や、おもしろいんですよ、それは間違いなく。アクション映画の水準を軽く超えてはいるんです。でもさ、「ホビット」なんかとは違って、「ヒットした作品の後を受けて無理矢理作った続編」の枠を超えられてないんですよね、残念ながら。ホント、それでいうなら「ハングオーバー」はそれを立派にやってのけた希有な例なんだけど、「96時間」はそれを超えられなかったんだと思います。「ボーン」でいうなら、「アルティメイタム」とばしていきなり「レガシー」行っちゃった感じ。これ以上はネタバレになるんで書けないですが、おもしろいことは間違いないのになんとなく物足りない感じがしてしまう不幸なシリーズ3作目という罠にどっぷりはまった作品という役所にピッタリとしかいいようがないのが惜しいというか……。
あー、でも一つだけ最高があるとしたら、悪役の死に方のしてですね。あ、ある意味、最低なのかな? 白ブリーフで大の字になってるのが最後の姿って……。一瞬、ジャスティン・ビーバーの股間修正疑惑が脳裏をよぎりましたわ。そんなもん、克明に見せてくれなくっても、いいんだってば! いっそ「イースタンプロミス」みたいに真っ裸だったらアカデミノミネートも在ったかも知れないのに、下手にブリーフなんてはくから……。まあ、ひょっとしたら彼にとってそれより恥ずかしかったのはスポック前髪だったのかもしれないけれど。
というわけで、それよりも「ベイマックス」や「アニー」の方がずっとおもしろかったわけです。
「ベイマックス」は字幕吹き替え両方みたんですが、どっちもいいのではないかと。それにしても森田順平さんはイヤミな悪役としてのキャリアを順調に積みつつあるな、と。こんな役続けられると「クリミナル・マインド」のホッチがイヤミなヤツに思えてきそうで心配なんですが……。
「ベイマックス」に関しては、予告を見て日本的なつまらなさを想像してたらそれと全く違う世界が開けてたのにびっくりしたというのが最初の感想でした。日本の予告は飽くまで日本用で、それはそれでツボを心得ていたと思うんですが、それだと本来「ベイマックス」を好きになるタイプの人には受けてないんじゃないかな……というのが心配だったりするんですよね。あの予告みて「違う!」と思った方、その印象こそが違いますから、絶対映画館に見に行って!
何が違うって、クレジット全部終わってからのオマケシーンを見れば明らかになりますから♪
で、「アニー」。
実は元の「アニー」をよく知らないのですが、そのせいかもしれないけれどこの「アニー」はワタクシとっても気に入りましたです。なんといってもキャスティングのチカラですね、これは! クヮヴェンジャネ・ウォレスのアニーがまさにはまり役! さらにジェイミー・フォックスのコメディセンス、キャメロン・ディアスのコメディエンヌ・センスが加わればもう向かうところ敵なしでしょう!! 楽曲がいいのももちろんですが、現代を舞台にした「アニー」はとっても楽しいです♪ 子どもも大人も絶対楽しめる作品ですよ~ん♪