装着！　外骨格（コルセット）！

その昔、テレビで宇宙刑事ギャバンが「蒸着（じょうちゃく）！」と叫ぶと瞬時にしてメタリックなコンバットスーツが身体を覆って変身を遂げたものだけど、現実のコルセットはそう簡単に装着できるものではないのよね～。

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まあ宇宙刑事のスーツもかな～り外骨格っちゃ外骨格なんだけど、私のコルセットより節がたくさんある気がするわ。体節が多いということは、それだけ身体を曲げる際の融通が利くということね。

こちら、宇宙刑事よりも動きの制限の多そうなロボコップ。

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このスーツでは胸と腹で（胴）体節が分かれているようですが、私のコルセットはこの胴部分に近い気がいたします。

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幸いなことにロボコップスーツと違って下腹部からはオープンになっているので、トイレに行くたびにいちいちコルセットを外さないですむのですが。

とはいえ、このコルセットは装着する際「寝たまま」の状態で行うのが基本。

つまり、朝起きたら、そのままベッドに身体を伸ばしたままの状態で腕だけ伸ばしてコルセットを取り、身体に被せて押し込んだり寝返りしたりとほとんどのたうち回りながらプラスチック部分を身体に合わせ、然る後に仰臥位に戻って5本のベルトを下から締めていくのです。それがすんで、ようやく起き上がってトイレに行けるという寸法です。

つまりコルセットを締めない限りはベッドから起き上がって気軽にトイレに行くこともできないというわけで……だから寝る前は絶対トイレに行って用を済ますようにしております。夜中目を覚ます心配がある時は、装着したまま寝ることも……かなり寝苦しいですが。でも夜中にわたわたコルセットつけるハメになるよりはずっとましかと。

さて、朝このコルセットをつける時、忘れちゃいけないのがパジャマのズボン＆下着をコルセットが被らない位置までズリ下げておくこと。

だってほら、ゴム部分をきっちりウエストまで持ち上げてはいたままコルセットをつけたとしたら、トイレに行った時コルセットの下からパジャマの大部分をかき出さなかったら下に下げられないわけで……。それは例えばウエストまでゴムが食い込むようなガードルをつけて、その上から和服の帯をがっちり締めたらいざトイレに行った時どうなるか、みたいな問題なんですが……想像以上に大変なんですよ、ハイ。しかも私は前にかがむことができないので、ひたすらズボンの横の部分を引っ張って引きずり下ろさなきゃいけないため、困難を極めるんですな。

うっかりゴムがウエスト位置のままコルセットを締めた時のトイレの、便器に座る前にムダに時間がかかることったら！　自分を呪いたくなりますよ。

それにつけても彼らも用足しには苦心したんだろうなあ、と。