「ドラゴンボールZ 復活の『F』」…世界に誇るアニメ作品 “悟空”の声、野沢雅子に聞く(産経新聞) - Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150425-00000516-san-movi


鳥山明原作の人気アニメ「ドラゴンボールZ」の劇場版第19弾「ドラゴンボールZ 復活の『F』」(山室直儀監督)が18日の日本公開に先立ち、米ロサンゼルスで11日(現地時間)、プレミア上映され、500人を超えるファンが詰め掛けた。日本の声優界の大御所で、主人公の孫悟空と息子の孫悟飯の声を担当する野沢雅子(78)も初めて現地へ足を運び、レッドカーペットで「皆さんに悟空がこんなにも歓迎され、愛されているということが分かり、最高の気分ですよ」と報道陣に語った。

 コミックスの世界累計発行部数は2億3千万部を数え、テレビアニメの放映は70カ国以上、前作「神と神」(2013年)を劇場公開した国は28カ国に上った。ドラゴンボールは日本が世界に誇るアニメ作品へと成長を遂げた。

 鳥山は今回の映画で、原作やキャラクターデザインに加え、初めて脚本も手掛け、根強い人気を持つ悪役キャラ、フリーザ(声・中尾隆聖)を復活させ、悟空たちとの新たな闘いを描いた。渡米前に産経新聞の取材に応じた野沢は「悟空がすごく強くなりましたよ。悟空は常に修行して自分を高めようとする人物だから、私は好き。見どころはバトルだと思います」と声を弾ませた。

 目をつぶって野沢の話に耳を傾けると、悟空が自ら映画の見どころを語っているのではないかと錯覚しそうになる。「私生活でよくドジを踏むので、『私って悟空みたい』と感じるときがあります。それに仕事でスタジオ入りしたら、担当するキャラクターと完全に一体化してしまうんです」

 それだけに、声優を希望しては挫折していく若者たちを見てきた野沢は「『声優になりたい』ではだめ。『なるんだ』の強い心構えがないとね」との思いが強い。