“北欧の至宝”マッツ・ミケルセン初来日決定!『悪党に粛清を』舞台挨拶にも登壇(cinemacafe.net) - Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150501-00000012-cine-movi


第67回カンヌ国際映画祭に正式出品され、大きな注目を集めたマッツ・ミケルセン主演のウェスタン・ノワール『悪党に粛清を』。このほど、主演を務めた“北欧の至宝”マッツが、映画デビューから18年、主演最新作となる本作を引っさげ5月に初来日を果たすことが決定。舞台挨拶にも登壇するなど、プロモーション活動を行うことが分かった。

【写真】初来日が決まったマッツ・ミケルセン

1870年代、アメリカ。デンマークから新天地アメリカへ渡った元兵士のジョン(マッツ・ミケルセン)は、開拓地で妻子を殺されてしまう。犯人を追いつめ射殺したジョンだったが、それが悪名高いデラルー大佐(ジェフリー・ディーン・モーガン)の弟だったことから、彼の怒りを買うことに。さらに、大佐の情婦で声を失ったマデリン(エヴァ・グリーン)も巻き込み、それぞれの壮絶な復讐劇が幕を開ける…。

本作で妻子を殺され、復讐に燃える孤高の主人公を演じ、現在は人気TVシリーズ「ハンニバル」で新たなレクター博士を演じて世界的に大ブレイクを果たしているマッツ・ミケルセン。

ニコラス・ウェディング・レフン監督作『プッシャー』(’97)で映画デビュー。『007/カジノ・ロワイヤル』(’06)の悪役ル・シッフル役で国際的に注目を集め、『偽りなき者』(’12)ではカンヌ国際映画祭「主演男優賞」を受賞。2010年には、母国・デンマークの映画界への貢献から女王陛下マルグレーテ2世よりナイトの称号を授与された、まさに“北欧の至宝”。現在出演中の「ハンニバル」では海外ドラマファンからも熱い視線を注がれている彼が、満を持しての初来日を果たす。

演技派として本領発揮ともいえる本作の壮絶な復讐劇について、彼は「古典的なジレンマに興味を覚えたんだ。越えてはならない線をもし越えたら人間はどうなるか。聖書の教えの1つはこうだ、『左の頬をも向けなさい』、復讐してはならないとね。でも旧約聖書は報復も認めているし、人間の心にはどうしても復讐の念が沸いてしまう。そこで問われるのは個人が裁くか法に裁いてもらうかだ。『悪党に粛清を』ではこの問いを扱っているんだ」と、見どころとなる深遠なテーマを語る。

マッツは、来日後5月11日(月)からプロモーション活動を行い、12日には本作の日本最速上映会の舞台挨拶に登壇する予定だ。

『悪党に粛清を』は6月27日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。