『マッドマックス』孤高の英雄マックスとは何者?シリーズ生みの親が証言!(シネマトゥデイ) - Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150524-00000012-flix-movi


世界中に熱狂的なファンを持つ大ヒットアクション映画の最新作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』から、シリーズを代表する主人公マックスの魅力を、主演のトム・ハーディや共演者のシャーリーズ・セロン、そしてシリーズを生んだジョージ・ミラー監督が語る特別映像が公開された。

 マックスは、資源が枯渇した近未来において、妻子を暴走族に殺された過去を背負った元警官。1979年公開の1作目『マッドマックス』では、メル・ギブソンがこの役を務め、愛を失った孤独な男の壮絶な復讐(ふくしゅう)劇が描かれた。その後、メルを主演に2本の続編が製作。『怒りのデス・ロード』はシリーズ第4弾となり、『ダークナイト ライジング』のトム・ハーディがメルからマックス役を引き継いだ。

 そんなマックスのキャラクターについて、前3作に続いてメガホンを取るミラー監督は、「孤高の男で、荒廃した世界でさまよっている」と説明。「警官時代に悲惨な状況で家族を失った彼は、荒廃した世界で野生動物と化している」と続ける。


 また、そんなシリーズファンから絶対的な支持を集めるキャラクターに挑んだトムは、マックスについて「典型的な英雄ではなく、過去を引きずり、救えなかった人々の悪夢を見ている」と分析。「獣のようにうまく話せず、過去からの声が頭の中で響いている」とマックスの抱える葛藤を語る。


 本作では、そんな彼が、砂漠を恐怖で支配するイモータン・ジョーに捕らわれた女たちを逃がそうとする女戦士フュリオサと出会い、自由と生き残りを賭けた戦いへと突き進んでいく姿が描かれる。丸刈りのスキンヘッドでフュリオサ役に挑んだシャーリーズはそんな二人について、「彼らは決して他人を当てにしない。2人とも誰も信用しないの」と証言。気高い魂を持った英雄の戦いを目にする日はもうすぐだ。(編集部・入倉功一)

映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は6月20日より全国公開