ロビン・ウィリアムズさん、遺作のオフショットが公開(シネマトゥデイ) - Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150526-00000017-flix-movi


昨年8月に亡くなったアカデミー賞俳優ロビン・ウィリアムズさんの実写最後の出演映画『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』のオフショットがブルーレイの特典映像として公開される。

映画『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』で精彩を放つロビン・ウィリアムズさんと息の合った共演者!フォトギャラリー

 同作は、夜になると展示物が動きだす博物館の騒動を描いた人気シリーズ3作目にして完結編。ロビンさんはシリーズを通じて、ニューヨークのアメリカ自然史博物館の展示物であるセオドア・“テディ”・ルーズベルト大統領にふんし、ベン・スティラーふんする主人公、夜警のラリーの良き理解者として存在感を発揮してきた。お得意のコメディー演技で魅了するのみならず、含蓄のあるセリフで人間味をも醸し出してきたのは、シリーズのファンならご存じのとおりだ。

 ブルーレイに収録された映像は多彩で、とりわけ注目したいのは「アドリブとおふざけ集」と題したメイキング映像。「ロビンのいる現場は、彼のお笑い劇場と化す。本当に笑いがあふれているんだ」とは古代エジプトの王子役のラミ・マレックの弁だが、ここではマシンガントークでスタッフや共演者を笑いの渦に包むロビンさんの姿を確認できる。スティラーを驚かせる場面の撮影風景で見せる生き生きとした姿も今となっては貴重だ。


 また、このメイキング映像でマレックはロビンさんについて「とても優しい人だ」と敬意と共に語り、主演のスティラーは「昔から憧れていたコメディー俳優だったので、現場では心の中で“ロビンと共演するなんて、すごい!”と感動しているよ」とリスペクトを惜しまない。ロビンさんがどれほど仕事仲間から愛されていたかがわかるという点で、興味深い内容となっている。


 この他、「エッシャーの世界を作る」と題した舞台裏映像では、グリーンバックのVFX用スタジオでスティラー、中世の騎士サー・ランスロット役のダン・スティーヴンスと共に、元気に飛び回る彼の姿を見ることもできる。映画人としてエネルギッシュに活動してきたロビンさん。スクリーン上の姿を目にするだけではわからない、そんな名優の実像を知る上でも、これは見逃せない映像といえるだろう。(文・猿園楽)