三池崇史×ジョージ・ミラー、日米バイオレンス監督対談 笑顔の2ショット独占公開(クランクイン!) - Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150619-00037507-crankinn-movi
日本から世界に挑み続ける三池崇史監督の『極道大戦争』と、オーストラリアからハリウッドの頂点に昇りつめたジョージ・ミラー監督の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』…日米バイオレンス映画の巨匠による最新作が6月20日より全国公開される。奇しくも、お互いが原点回帰ともいえる作品を同日公開する三池監督とミラー監督の夢の対談が実現した。
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『極道大戦争』は、“ヤクザヴァンパイア”による壮絶な戦いを描いたヤクザアクション。三池監督がデビュー4半世紀を経て、原点となる“Vシネマ・スピリッツ”を甦らせた意欲作だ。一方の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は、ミラー監督が生み出した伝説的バイオレンス・アクションシリーズの30年ぶりの最新作であり、全編ノンストップでアクションが展開する超大作である。
三池監督は『マッドマックス』最新作を「痺れましたよ。こんなに面白い映画が、キャリアを重ねても作れるものなんだなと思いました」と絶賛。ミラー監督も「新たに作ったおかげで、世界中のフィルムメーカーから良い言葉をもらえたのが本当に嬉しい」と原点回帰の手応えを感じたようだ。
また、三池監督は『マッドマックス』を観て「世界中の映画人は物を作れない理由を状況のせいにできなくなった」とも。「エネルギーをがんと突きつけられたような気がしました」と続ける。ミラー監督からエネルギーを突きつけられたのは三池監督だけではなかったようで、「1週間前にスティーブン・スピルバーグから電話をもらって、今、三池監督が言ってくれたようなことを彼もすごく興奮しながら言ってた」とミラー監督は明かす。
さらに、『マッドマックス』シリーズ直撃世代だったという三池監督が、ミラー監督に向けて「最初に映画を撮りだした頃の情熱はまだあるつもりなのですが、自分で自分を焚き付けなきゃ行けないところがあるんです」と、今の自分の思いをぶつける場面も。
ミラー監督も深く頷きながら、「映画を作り始めたときは、みんな熱意と情熱だけだったからな!」と同意。その言葉に対し、三池監督は「そうなんです。今回の『マッドマックス』を観て、これから映画を続けるには、辞めるか原点に戻ってもう一回ゼロからやるか覚悟しなきゃいけないと思いました」と、改めて刺激を受けた様子であった。