ブログネタ:住んでみたい街【投稿でドットマネーがもらえる!】
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サントリーホールに歩いていける距離の街に住んでみたいです。特に来年の6月、1ヶ月間だけでもいいから近くに住めたらどんなに素晴らしいか!
だって来年、2016年はサントリーホール開館30周年のアニヴァーサリー!
だから6月のチェンバー・ミュージック・ガーデン(CMG)もいつもの年より開催期間が1週間長くなるんです!
4日(土)から26日(日)までって、ほとんど6月いっぱいの、しかも週末完全制覇! これはすごいですよ。是非ともサントリーホールの近くに住んで、CMGのコンサートに歩いて通いたいものです。ご近所だったら午前でも午後でも夜でもCMGのコンサートがあるなら気軽にひょいと立ち寄って、音楽三昧に浸ることができますもんね♪
サントリーホールの恵まれた施設や周辺についてはここまでにいろいろ書いてきましたが(パイプオルゴール 、ランチ 、周辺 、カラヤン広場 、モニュメント 、 シャンデリア 、「ブルーローズ」(小ホール) 、ドリンクコーナー )、それら全てはいわば月。月が輝くのはそこで開催される数多のコンサートが太陽の如くどれも燦然と光を放っているから。良質なコンサートプログラムあってこそ、コンサートホール精彩を帯びるというもの。先日私が訪れたサントリーホールはまさに生き生きとして、溌剌な輝きに包まれていました。
サントリーホールは稼働率が高く、年中著名な音楽家が舞台に上がる大きなコンサートが開かれているといっても過言ではないのですが、それなのに何故時を選んで来年の6月に住みたいのかといえば、上にも書いた通りチェンバー・ミュージック・ガーデンが開催されてて室内楽にどっぷり堪能することができるから。
実は私、先日のブロガーツアーでお邪魔してコンサートをふたつ聴いてからというもの、すっかり室内楽の良さに目覚めてしまったんですよね。
あ、「チェンバー・ミュージック」、すなわち「室内楽」です。「chamber」が「室」にあたるのですが、これ「部屋」といっても「宮廷の公式の間」のことですね。これ「チャンバー」と日本語で読んでしまうと別な意味(車の部品とか)になってしまうので、音楽の場合はあくまで「チェンバー」でお願いします。
さて「チェンバー・ミュージック」、元々宮廷で催されていた少人数によるコンサートに起源を発するのでそう呼ばれているのですが、現代だと「弦楽四重奏」がよく知られていると思います。有名なイ・ムジチ合奏団も室内楽団なんですよ。ヴィヴァルディの「四季」なんて、よく耳にしますよね。
でも私が知ってる、というか覚えていたのはこの辺どまり。だってラジオやCDで幾ら聴いても、「室内楽」の曲のタイトルが覚えられないんですもの。仮にその場でタイトルを覚えたとしても、後からその名を目にしても固有のメロディーが立ち上がってきませんからね。「室内楽」の曲って、どれも似てる気がして……。楽器の編成が限られてるせいでしょうか。やはりオーケストラに比べるとメロディーの起伏が少なくて静かな曲が多い気がします。鳴り物打楽器もないしね(だからついつい聴きながら眠っちゃうのかも……)。
そんな思い込みを胸に秘めつつのぞんだサントリー・ホールでの室内楽、チェンバー・ミュージック・ガーデンのコンサートだったのですが、これが目からウロコの落ちまくり!
ブルーローズ(小ホール)の座席配置が巧みなこともあって、○○ニストさん達の演奏する姿を克明にとらえることができたんですが、指揮者のいない室内楽でいかに音を合わせるかという部分を自分の目で見て知ることができたんです。プレイヤー同士の互いへの目の配り方とか視線の交わし方とか、実に細やかなんです。逆に言えば、二重奏でどちらかがもう一人の方にちらりと目をやれば、「あ、ここから曲の大事な部分なんだな」と分かるんですよね。或いは演奏中にピアニシモに落とすところ、クレシェンドで盛り上がるところ、メリハリの部分では奏者の緊張感や興奮がダイレクトに伝わってきます。
マルシェ ワンコイン・コンサート ♯2
公演中の様子03
※画像提供:サントリーホール
プレイヤーの表情や息づかいを感じることによって観客に一体感が生まれていく喜びーーこれって、ライブの楽しみ方と一緒だなと思いました。ライブだから、プレイヤーと一緒にその場にいないと醍醐味が分からない。だから室内楽の演奏をいくらFMラジオやCDで聴いても真の喜びが伝わってこなかったんだと……言い訳にすぎないとはいえ……思いましたよ。
ENJOY! ウィークエンド vol.6
公演中の様子01
※画像提供:サントリーホール
それだからこそ、来年の6月をほとんど使って繰り広げられる室内楽の祭典、サントリーホールのチェンバー・ミュージック・ガーデンに足繁く通うためにも1ヶ月間でいいから近くに住みたいなあと夢想しちゃうのですよね。
こちらは惜しくも終わってしまった今年のCMGのサイトですが、ここから「全公演カレンダー」を一目見て頂ければその内容の濃さが分かって頂けると思います。も、すごいんだから!
・サントリーホール「チェンバーミュージック・ガーデン2015」
http://www.suntory.co.jp/suntoryhall/feature/chamber2015/
サントリートピックス ブロガーイベントに参加しました。