1.5センチの最小ヒーロー『アントマン』が初登場1位!マーベル映画の首位デビューは12作連続【全米ボックスオフィス考】(シネマトゥデイ) - Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150722-00000031-flix-movi
先週末(7月17日~7月19日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、マーベル映画『アントマン』が興行収入5,722万5,526ドル(約68億6,706万3,120円)で初登場1位に輝いた。同作は、仕事も家庭も失った崖っぷち男スコット・ラング(ポール・ラッド)が体長1.5センチになれる驚異のスーツを着用し、正義の味方アントマンとなって悪に挑むアクションアドベンチャー。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル120円計算)
映画『アントマン』予告編
これまでのマーベル映画のキャラクターと比べると、一般に広く知られているとはいえないキャラだが、これで『アイアンマン』(2008)から始まるマーベル・スタジオのフランチャイズ「マーベル・シネマティック・ユニバース」作品は12作連続で首位デビューを果たしたことに。マーベルのブランド力の高さをあらためて証明した形だ。前回1位の『ミニオンズ』は興収4,927万4,730ドル(約59億1,296万7,600円)で2位につけた。
『40歳の童貞男』で知られるジャド・アパトー監督の新作R指定コメディー『トレインレック(原題) / Trainwreck』は、予想を上回る興収3,009万7,040ドル(約36億1,164万4,800円)という好成績で3位デビュー。一夜限りの関係を持ってばかりだったキャリアウーマンのエイミーが、スポーツドクターのアーロンとの出会いによって変わっていくさまを描く。主演を務めた人気コメディエンヌのエイミー・シューマーは、脚本も担当している。
9位には、前回9位だったインド映画『バフバリ:ザ・ビギニング(原題) / Bahubali: The Beginning』と入れ替わるように、再びインド映画『バジャランギ・バイジャン(原題) / Bajrangi Bhaijaan』がランクインした。
このほかの初登場組では、イアン・マッケランが93歳のシャーロック・ホームズにふんした『ミスター・ホームズ(原題) /Mr. Holmes』が興収262万1,282ドル(約3億1,455万3,840円)で11位。ウディ・アレン監督のブラックなミステリー『イラショナル・マン(原題) / Irrational Man』が5館での公開ながら興収17万5,312円(約2,103万7,440円)で26位に。同作は1館あたりの興収ランキングでは、『アントマン』の2倍以上の興収で断トツの1位というヒットを飛ばしている。アレン監督は『マジック・イン・ムーンライト』に続きエマ・ストーンをヒロインに選んだ。
今週末は、1980年代に日本で生まれた人気ゲームキャラクターが地球を侵略するという奇想天外なアドベンチャー『ピクセル』、『きっと、星のせいじゃない。』に続いてのジョン・グリーンの小説の映画化となる『ペーパー・タウンズ(原題) / Paper Towns』、ジェイク・ギレンホールがボクサーにふんしたドラマ『サウスポー(原題) / Southpaw』などが公開される。(編集部・市川遥)
7月17日~7月19日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『アントマン』
2(1)『ミニオンズ』
3(初)『トレインレック(原題) / Trainwreck』
4(3)『インサイド・ヘッド』
5(2)『ジュラシック・ワールド』
6(4)『ターミネーター:新起動/ジェニシス』
7(6)『マジック・マイク XXL(原題) / Magic Mike XXL』
8(5)『死霊高校』
9(初)『バジャランギ・バイジャン(原題) / Bajrangi Bhaijaan』
10(7)『テッド2』