【全米映画ランキング】トム・クルーズ主演「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」がV(映画.com) - Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150805-00000018-eiga-movi


先週末の全米ボックスオフィスは、トム・クルーズ主演の「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」が公開され、約5700万ドルを稼いだ「M:I-2」(2000年)に次ぐ、シリーズ歴代2位となる約5550万ドルのオープニング興収で見事首位デビューを果たした。

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 同作は、クルーズが1996年の第1作公開から製作・主演を兼任してきた大ヒット・スパイアクション・シリーズの第5弾。今回はCIAの秘密組織であるIMF(Impossible Mission Force)に対抗する謎のならず者組織「シンジケート」と、「シンジケート」の暗躍により祖国から追われる身となったイーサン・ハント(クルーズ)らIMFメンバーとの対決が描かれる。すでに「シリーズ最高傑作」との声が批評家、観客の双方からあがっている通り、アクション、サスペンス、そしてセルフパロディを含む遊びやユーモアなどあらゆる点でシリーズの到達点ともいえる完成度の高い作品となっている。

 TVシリーズ「スパイ大作戦」の人気者だったジム・フェルプスを殺してIMFのリーダーの座に着いたイーサン=クルーズに、オールドファンから非難の声があがったのが96年の第1作。あれから約20年を経て、クルーズによる映画ならではのアクションを重視した「ミッション:インポッシブル」と、チームプレーとユーモアで見せる「スパイ大作戦」がついに融合し、仲間に助けられながらミッションを完遂するイーサンが名実ともにIMFのリーダーになったように感じられるのも嬉しいところだ。

 ブライアン・デ・パルマ、ジョン・ウー、J・J・エイブラムス、ブラッド・バードに続いてメガホンをとったのは「ユージュアル・サスペクツ」の脚本でオスカーを受賞したクリストファー・マッカリー。共演にはジェレミー・レナー、サイモン・ペッグ、ビング・レイムス、アレック・ボールドウィン、レベッカ・ファーガソン、ショーン・ハリス。公開時期は不明だが、パラマウントはすでにシリーズ第6作の製作に着手しているという。

 約1470万ドルのオープニング興収で2位デビューとなったのは「Vacation」。1980年代に流行した<ナショナル・ランプーン>の同名シリーズをエド・ヘルムズ主演でリメイクしたが、レビューも興行も振るわず。共演はクリスティーナ・アップルゲイト、クリス・ヘムズワース、チャーリー・デイ、レスリー・マン、チェビー・チェイスほか。監督は「モンスター上司」の原案を手がけたジョン・フランシス・デイリー&ジョナサン・ゴールドスタイン。

 3位には2週連続首位だった「アントマン」が続き、4位「ミニオンズ」は累計興収が3億ドル目前となっている。

 今週末は、マーベルの人気ヒーロー映画をリブートした「ファンタスティック・フォー」に、メリル・ストリープ主演のコメディドラマ「リッキー・アンド・ザ・フラッシュ(原題)」などが公開となる。