ブログネタ:忘年会の予定ある?
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今年の忘年会は何かいつもと違うのがいいなあ~と思っているところにプレレポ運営局からご紹介頂いたのが「炉とマタギ八丁堀店」。
マタギって、あれですよね、日本古来の、伝統の猟師さん。
え~、なんか野趣あふれる感じでおもしろ~い。
しかも目下「あきた旬菜まつり 」実施中のお店なので、秋田県の魅了的な食材を使った特別メニューが頂けるとのこと。秋田県と言えば有名なのは「あきたこまち」ですが、銘柄米以外にも野菜や肉、魚までたくさんの食材にあふれてるんだそうです。こ~れは行ってみなければなりますまい! 忘年会の下見も兼ねられるというものですよ、しめしめ♪
で、もう、結果からね。
はい、今年の忘年会、ここで決まり~!!
それもできれば実施中の時に「あきた旬菜まつり 」の最中に行きたい!
だって、この「秋田ひめ豚スペアリブ炉端焼」、最高だったもの~~~!
肉好きの私にはたまらんです、この香ばしい焼け具合!
私どぶろくって今まで飲んだことがなくて、おっかなびっくりだったんですけど、注文する前に担当スタッフ氏が教えてくれた通り「甘酒に近くて健康的なお酒」でした。アルコール度数は意外と高かったですけどね(4~5%かと思ってたらしっかり10%あった)。
そうだ!
ここでお店のスタッフの皆様を褒めちぎらせて下さい!
皆様とても親切で優しくて男前!
何をきいても丁寧に分かりやすく答えてくれます。
いや実はね、私開店早々の時間に入ったものですから、最初は調理場(カウンターのすぐ奥)の皆さんまだ自分のお仕事モード全開でちょっと恐かったのですよ。一瞬、女のお一人様の私なんか場違いなのかな……なんて思ったんですけれど、でもそんなこと全然なくて、ほんともう、とことん親切! 何をしてても痒いところに手が届く程の気配りの良さでびっくりしてしまいました。寡黙で無愛想に見えて実は優しいって、高倉健的な日本男児の理想? そんな男性ってどこにいるんだろうと今まで思っていたけれど、そうか、ここ、「炉とマタギ八丁堀店」にいたのね!
奥に見える人影は、この時私の秋田ひめ豚スペアリブ鋭意調理中の焼師様だと思われます。
これがどすんと焼き網に乗せられる様を目で見、耳で感じた私は魂消てしまいましたよ! いやだって、スペアリブといってもサービスされるのはこれの長さにして2分の1、体積にして4分の1くらいのサイズであろうと勝手に思っていたもので……申し訳ありませんっ!(深々)。秋田ひめ豚、どれだけ立派なんだ。
これだけの大きさですから、もちろん焼き上がるまでには時間がかかります。
待つまでの間にお通しが供されたのですが、これがまた美味しかったんですよね~。
これ、なんだと思います?
なんと、「鹿スジの煮込み」だそうです。鹿ですよ!
これ、鹿といえどもスジだというのに全然かたくないんです。
適度な歯応えは残しつつ、大変食べやすい柔らかさに仕上がっているので不思議に思って「これ、何時間ぐらい煮込んだんですか?」と質問したら「今日は4時間ぐらい」というお答え。お通し一つにこれだけ手間暇かけるなんて……もう脱帽です。
味付けには和歌山県産のライムをたっぷり使っているそうで、本当にさっぱり酸味のきいたお味なんですが、噛みしめる程に肉のうまみがにじみ出てくるんです、これ。何も知らずに食べていて、その肉が何かときかれたらたぶん「鹿」とは答えられないとは思うんですが、これだけ臭みがなくて美味しい肉なら何でも構わないという気分にさえ、させられますね、ホント。いや、鹿って美味しいわ。昔のイングランドでは王様は鹿肉しか食べなかったときいたけれど、もっともだわ。
鹿肉、実は以前に燻製を頂いたことがあって、それが結構イケたのでずっと食べたいと思っていたんですよ。それで去年は某ハンバーガーチェーンの鹿肉バーガーを食べてみたんですが、これが濃いソースの味しかせず、肝心の肉の味が全くわからないというシロモノだったのでいたくガッカリしたものなんですよね。
今回、その仇を討てたというか、鹿肉(スジだけど)美味しさを知ることができて本当に嬉しかったです。
鹿のお供は上にも書いた「白神こだま酵母どぶろく」。
箸袋が「お味くじ」になってるので運勢も占えます♪
こちらのどぶろく、酸味があるので柑橘系の味わいがする「鹿スジの煮込み」と大変よく合います。見た目は確かに甘酒風なんですが、さすがにそこまでは甘くなく、口当たりは良いのに飲むとガツンとくるお酒の底力みたいなものを感じました。
なにかこう、米を作りその米を醸して供える日本民族の始原的な味わいというか……太古の神への畏敬の念を抱かずにはいられないお酒です。
さて、私がどぶろくを通じていにしえの神々を感じている間にスペアリブは焼き上がり、遂に目の前に運ばれてくる段となりました。
やだもう! 何この美味しそうな焼き上がり! 香ばしい香り! どこから食べていいのかわかんない!
手前にある白い物は五島列島のお塩。その向こうの茶色いものは山わさび(ホースラディッシュ)の醤油漬けだそうで、好みでつけて頂くそうです。スペアリブ自体にも軽く塩胡椒されているので、そのまま食べても大丈夫だとか。え? なに? このままむしゃぶりつけばいいの?
と思ってたら、ちゃんと切り分けるための道具が出て参りました。
マタギの山刀だそうで……。本物なんですって。
凄いわ、どこまで本格的なの?!
お肉の中がほんのりピンクなの、わかります?
焼きすぎてないけれど火は完璧に通っている、一番美味しい状態ですよね! 見ているだけでヨダレがでそうです。目で食べられるものなら食べたいわ!
これは私の好みですが、お肉そのものが美味しいので塩をぱらりとふって食べるのが一番いいみたいですね。脂身の多い部分は山わさびがイケましたが、こちらははむしろつけあわせのズッキーニにつけた方が美味しかったです。
スペアリブは網の上であぶられる内に余分な脂がすっかり抜けてるので、体重その他を気にしている人でも安心して美味しく食べられるのが嬉しいところ♪
一口噛めば肉汁がじゅわっと口中に広がって、それはもう肉好きにはこたえられない至福のひととき♪
切り分けて頂いた分を全部食べても、骨にはまだた~っぷりお肉がついていて、勿体ないなあ、これ食べたいなあとじとーっと見つめている私の目がよっぽど卑しかったんでしょうね、焼師様が「むしゃぶりついて食べてもいいんですよ」と優しく耳打ちしてくださいました。
それならばと、腕まくりをして眼鏡を外して(脂が飛ぶとレンズから落とすのが大変なのよ)、むしゃぶりつきましたよ、ワタクシ、秋田ひめ豚スペアリブに真っ向から。
これがその結果。
はしたなくも骨までしゃぶってしまいましたわよ、おほほのほ。
あ、目ざとい方は気づかれました?
奥の方にワインとグラスがあることに……。
そうなんですよ、私のどぶろくとの対話が非常にスピーディーだったもので、スペアリブが焼き上がった時にはすっかり器が空っぽになっていたもので、急遽赤ワインで頂くことになったのです。
これが日本人好みのクセのない味で、どぶろく同様口当たりは優しくまろやかなのに後からガツンと来るタイプで、秋田ひめ豚スペアリブには殊の外ぴったりでした。
このワイン、日本ではこの系列のお店でした頂けないんですって!
豚の脂をサッパリ洗い流すにはこの赤ワインが一番かも……。
とにかく味も心配りも天下一品で、今年の忘年会は絶対ここにしようと心を決めてお店をあとにしたものです。
炉とマタギ八丁堀店
○店舗住所
〒104-0032
東京都中央区八丁堀4-13-7
○営業時間
ディナー 月~土17:00~23:30
○休日
日・祝日
○店舗電話番号※※事前予約必須※※
03-3553-3005
○店舗HP
http://tabelog.com/tokyo/A1302/A130203/13063648/dtlmenu/
「あきた旬菜まつり 」は12月まで都内の飲食店のべ100店舗で行われているそうです。
参加店舗は【あきた旬菜まつり特設サイト】 http://www.oishi-akita.com で確認できるので、あきたの味覚を楽しみたい方はチェックしてみて♪
秋田県産食材を使ったフェアメニューを注文すると応募はがきがもらえて、抽選で毎月10名(合計30名)の方に秋田県産食材詰め合わせ(3,000円~5,000円相当)がプレゼントされる「あきた旬菜便」企画もありますよ!
※はがき配布はなくなり次第終了。
これはもうないかも……。
※来店客に秋田県産あきたこまち2合パックを先着でプレゼント。(なくなり次第終了)
「プレレポ運営局から紹介いただきました」 oo