最もガッカリした2015年のトホホ映画はコレ!映画秘宝はくさいアワード決定!(シネマトゥデイ) - Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160121-00000024-flix-movi #Yahooニュース
期待して観たらガッカリしたトホホ映画を決定する、映画専門雑誌「映画秘宝」(洋泉社)の恒例企画「2015年度HIHOはくさいアワード」が2016年3月号で発表され、大人気コミックの実写版として話題を呼んだ『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』が1位に選ばれた。
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秘宝の創刊者でもある映画評論家・町山智浩が脚本に参加している同作には、作家に芸術家、監督、俳優など140名を超える投票者から、容赦ない鉄槌が下されることに。特撮部分を評価する声も多かった一方、そのほかの部分が「良かった特撮部分まで殺してしまっていた」(小野寺生哉)といった意見や、「人気漫画を実写化することの功罪をいろいろと考えさせてくれた」(佐々木浩久)など、複雑な思いを感じさせるコメントが相次いだ。
この結果に、例年、町山と対談形式で「ベスト&トホホ10」ランキングを総括している柳下毅一郎は、「町山さん! おめでとうございます(ニヤニヤ)!」と誌面で突っ込み。一方、後編の『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』と共に同作をベストに挙げた町山は「もうスゲーやだ! 今日は何にも話したくねぇよ」と落ち込み気味だ。
一方、メイン特集の「2015年度映画秘宝BEST10」では、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』がぶっちぎりの支持で1位を獲得。選者のほとんどが自身のベスト3内に挙げる人気ぶりで、「もう、『マッドマックス』でこの1年は終わりだった。スゴすぎて観終わった後、しばらく金玉が震えてたくらい」(みうらじゅん)など、コメントからも熱さが伝わってくる。映画史に残る一本としてたたえる声もあり、文字通り「オールタイムベスト」級の作品となったようだ。そのほかの順位は誌面を確認。
町山と柳下も、「『進撃の巨人』も興収では『マッドマックス』に圧勝だよ!」(柳下)、「勝った気がしねぇよ!」(町山)と語りつつ、なぜここまで同作が評価されたのかを、爆発的なヒットとならなかった理由も含めて分析。そのほかさまざまな作品について語り尽くしており、昨年の映画界の傾向を見るうえでも必読の一冊になっている。(編集部・入倉功一)
脱力! 映画秘宝トホホ10「2015年度 HIHO はくさいアワード!!」は以下のとおり。
1位『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』
2位『ターミネーター:新起動/ジェニシス』
3位『ギャラクシー街道』
4位『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』
5位『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』
6位『ファンタスティック・フォー』
7位『チャッピー』
8位『セッション』
8位『トゥモローランド』
10位『ジュラシック・ワールド』
※8位は同率