はい、そうなんです。ワタクシしばらく入院しておりまして……。今は退院して、自宅療養中ですが、なかなか身体が本調子に戻らなくって……。丸一週間ほとんどベッドの上でした過ごしてなかったので、筋肉が壊滅的なまでに衰えちゃって、歩いただけで激しい筋肉痛になる始末なのです。

 

実は具合が悪くなったのは5月の初めだったのですが、近所のかかりつけ医に行ってもまともに話を聞いて貰えず(きちんと問診しないんだよ)、見当違いの治療をされた挙げ句アレルギーを併発して寝込んだら最後、満足に起きることもできなくなっちゃって……。それなのに医者ときたら「あなたは完全に健康だ、具合が悪いのは精神的な問題だ。私には治せないが他の病院に行っても同じ事だ」、と突っ放す始末。私は「こんなに具合が悪いのにそれは全部自分の精神的な問題なのか」、と思って気分はどん底に。翌日の昼過ぎに腹痛が襲ってきても「精神的な問題なら大丈夫と思っていれば痛みは治まるはず」とそのまま寝てました。

 

結局12時間たっても痛みが治まらなかったので、「このまま朝を迎えるのはゴメンだ!」とぶち切れたのが真夜中過ぎ。夜間診療の病院にかつぎこまれて検査すること3時間(結果待ちの時間含む)。ようやく診断がついたのが4時近くでそのまま緊急入院となったのでした。ちなみに全然精神的な問題ではありませんでしたよ。


病院で診察して貰えば薬を出して貰えるだろう程度の気持ちで行ったのに

 

そんな私の唯一の心のよりどころがXperia アンバサダープログラムのモニター企画でお借りした「Xperia X Performance」でした。
 

シックなグラファイトブラック♪

電源を入れるとこうなります。

指紋認証のボタンが向かって右側にあるので、そのまま右から左にスライドさせて画面を開きます。借り物のスマホなので私は指紋認証はおろかロックすらかけずに使っていましたが。

 

このXperia X Performance機、イベントで最初に手にした時、前機種であるXperiaZ5よりほんの少しだけ重くて厚いな、と思ったのですよ。持ち慣れれば分からなくなるものですが、第一印象って意外と正確なのでね。聞いてみると(いやいや答えてくれたんですが)やはりその印象は当たっていたみたいでした。もちろんごくごく僅かではあるんですが。

 

私、Z5を貸して頂いてた時、もうスマホの軽さと薄さの追求は最高点まで達したんじゃないかと思ってたんですよね。だからその先を追求するであろうX Performanceは一体どうなるんだろうと思ってたんですよ。もう、私なんかには想像もつかない世界に突入してるのではないかと。

 

ところが実際にX Performanceを手にすると、軽さと薄さで勝負する時代はもう終焉を迎えてたというわけなんです。一つの進化の頂点を極めてしまったので、次は別の形での進化を求めることにしたんですね、Xperiaは。

 

それが使いやすさを追求した新しいデザインだったのです。

このまろやかな曲線を描くラウンド形状、これが実に手にやさしく、持ち心地が最高にいいのです。

さらに掌にぴたっと吸い付いてくるのがこのアルミ背面パネル。

スマホ持って操作している間、微動だにしない感じです。

 

だから熱にうかされ苦痛にあえぎ手が震えている病人でも、取り落とす心配がないのですよ。時計をしていなかったので時間を見るためだけにでもスマホが必用だったのですが、バッグに入ってたのがXperia X Performanceで本当によかったと思ったものです。

 

これ、もしZ5だと、手の震えで落とすんじゃないかと心配だったと思うんですよね。なにしろ薄くて軽いので、普段操作する時でもなんとなく落としそうでびくびくものだったりしたもので……。

 

さらにX Performanceがありがたかったのは、電源ボタン押してすぐに出てくる時刻表示が大きくて見やすいこと。

寝込んでいる際は眼鏡を外していますので、この大きな数字は本当に助かりました。苦悶している時って時のたつのが遅いから、次に痛み止めを貰う時が来るまでの間一体どれだけの頻度でこの文字を眺めてタメイキをついていたことやら……。

 

そんなイライラしている病人にも優しいのがまたXperia Xで♪

スマホの動きが遅くてイライラするってことが一切ありませんでした。まさに自分の望むその通りの速さで動いてくれるんですよ。使うたびにその速さに感動するもんで、逆にイライラが治まったぐらいです。

 

そして、そんなに頻繁に時間を見て、ほとんど握りしめるようにして寝ていても、バッテリーが減らないんです。ほんと、長持ち。

私は着の身着のままのハンドバッグ一つで入院したので、当然充電ケーブルなんか持ってません。その前日は腹痛に半日苦しんで何も手につかない状態だったので充電なんか思いつきもしませんでしたし、ひょっとしたらその前の日もそうだったかもしれないんです。

 

でもXperia X Performanceはバッテリー残量が50%以下になってもよく耐えて、夜に家人がケーブルを持ってきてくれるまでしっかり働いてくれました。

 

もちろん「ケーブル持ってきて」と電話をしたのもXperia X Performanceなんですが、これが囁くような声でもちゃんと相手に通じるんですよ。入院当初はお腹が痛くて小声でしか喋れなかったんですが、ベッド上の生活が長引くと共に全身の筋力が衰え、退院した時には本人が普通に喋っているつもりでも相手にはささやき声にしか聞こえないという状況になっていましたから、これは本当に助かりました。

 

もしもXperia X Performanceが一緒じゃなかったら、私の入院生活はどんなに悲惨だったことか……。想像もしたくありません。

 

時計がなかった私は30分という時間制限のある入浴にもXperia X Performanceを連れて行きました。お湯をはったお風呂の、なるべく水から遠くに置いておきはしましたが、やはり時間を見るためには濡れた手で扱わなければなりません。そんな場合でも X Performanceならへっちゃらなんです。画面に水滴がついても快適に操作できるし、USBポートまでしっかり防水仕様ですから♪

手にピッタリ馴染む X Performanceですから、うっかり水ポチャなんて心配もありませんので♪

ツイッターや電子書籍との相性も抜群なので、痛みがひいてからは無聊をなぐさめてくれるのももっぱらXperia X Performanceでした。テレビはあったんですが、地上波しか入らないと見る番組もないので……。一日中電子書籍を読んでてもバッテリーがアガっちゃうこともなく、入院中にハンガーゲームシリーズ6冊とキングの「11/22/63」上下、それから「海に降る」とがっつり9冊読んでしまいました。最後の以外はおもしろくて大満足。読書三昧できるなら入院生活も捨てたもんじゃない……とまで思ってしまいましたよ、ちらりとですが。

 

もしも皆様も何らかの原因で入院することがあるとしたら、お供には絶対Xperia X Performanceを! 充実した入院生活を送れるかどうかはこれにかかってると思いますよ! もちろん退院してからだって役にたってくれるのは間違いないですが、入院生活には必需品。歩くこともろくにできない、トイレに行くのも点滴台をひきずって……という生活でもイライラせず、楽しいものにしてくれるのがXperia X Performanceの真価なのです。