「ゲーム・オブ・スローンズ」。
エミー賞常連のアメリカのテレビドラマ。
ドラゴンの住む異世界が舞台なれど、そこに暮らす人々の生活は中世期のヨーロッパにほど近い。貴族はさらなる権力を求めて権謀術数を繰り広げ、平民は虐げられつつもふてぶてしく生きる。
私はもっぱら原作小説のリアルな描写でその世界を楽しんでいるのですが、中でも前々から気になっていた物があるんですよ。
それは食べ物で、疲れた兵士とか凍えた旅人がようやくありついて、粗末な食事ながらほっと一息つく、といったようなシチュエーションでよく出てくるのですが、「古くてかたくなったパンをくりぬいて器(ボウル)にし、その中に熱々のシチューを流し込んだもの」を手渡されるんですよね。
「うわ~、なんかすごく美味しそう~」
と思う反面、
「大丈夫なのか、そんなことして。熱いシチューの入ったパンなんか素手で持てるのか。いや、持ってる間だにパンがほとびて中のシチューがしみ出てきたらどうするんだ」
と数々の疑問が頭の中を駆け巡っていたのですよ。
しかし昨日、長年抱いていた疑問についに答えが得られたのです!
結論からいうと、 「大丈夫。全く問題ない」でした。
ここにその証拠があります。
中身は「かぼちゃとパンチェッタのシチュー」
このまま手に持っても、パンはちっとも熱くありません。
「ボストン風クラムチャウダー」
シチューがパンを通してしみ出てくることもありません。
「あめ色たまねぎと牛肉のグラタン風」
パンの耐熱性と耐水(?)性、恐るべしですね♪
こちらがその容器(ボウル)になったブレッドボール
パンのフタを外して中身がくりぬけるようになっています。
この中に、シチュー一袋分、丸まるおさまっちゃうんですよ。
もちろんこちらのパンは古いわけではありません。
と言って焼きたてでもないんですよね。
だってこのパンとシチューはセットで冷凍で届くんですから。
パンの解凍もシチューの加熱も電子レンジで簡単にできます。
私はパンは室温で解凍しましたが、全然問題ありませんでした。
最後にパンをオーブントースターで加熱すると表面がパリっとしてもっと美味しくなるそうです。が、オーブントースター、「ゲーム・オブ・スローンズ」の時代にはないものですからね。というわけで私はそのまま頂きました。パンのフタの部分やくりぬいた部分を浸したり、大きな具はスプーンで食べたりしてシチューを減らしてから食べましたが、たぶんそのままかぶりついても問題なく食べられたんじゃないかと思います。シチューがこぼれないよう、パンを随時傾ける必用はありそうでしたが。
これねー、「シチュー」というのがミソだと思うんですよね。味噌汁だったら絶対だばだば漏れてると思うんですが、「シチュー」って「スープ」と違って水分量がごく僅かなんですよ。具じゃない部分も濃厚で、流れはするものの半分固まってるような感じですからね。実際、パンの一個はくりぬく時に底に穴をあけちゃって困ってたんですが、その部分のパンだけ戻して形を整えておいたら最後までシチューが漏れ出してくることはありませんでした。シチュー、スゲー。いや、パン、スゲーかな?
なんであれ、「ゲーム・オブ・スローンズ」の記述に納得。
長年の疑問が綺麗に解けて、今はとても清々しい気分です。
このホムパリのセットは「お洒落ママ会サマーフェスティバル」で申し込んだもの。
あのぎゅうぎゅう積み上がったパン、あれをついに食べたわけで♪
パン好きにはこたえられませんな♪
パンのシチュー詰め、どのパンでもどのシチューでもできるというわけではないでしょうから、「ゲーム・オブ・スローンズ」のファンでちょっぴりその世界の気分を味わってみたいという方は是非ホムパリでのお取り寄せを。
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色合いがまたジョン・スノウのファンにはピッタリですよね♪