さて、こちらはペイパルの歴史(画像はクリックで大きくなります)。
簡単に言うとebayと共に業績を伸ばしてきたわけですね。
これによると日本オフィスの開設は2010年。
でもebayを始めとする海外オークションに手を出していた方々は実は当時からペイパルを愛用していたのですよ。
アンケート調査によると、海外ショッピングでペイパルデビューした人が35%という一番多い数字に。やっぱり買い物は安心して行いたいですよね。
ペイパルを通して買った物にはしっかり保証がつくのです。
この万一のときの「買い手保護制度」、ミーティングに参加した方の中にも何人もお世話になった人がいて、口を揃えてほめそやしてました。日本語ネイティブじゃないのに流暢な日本語を操るオペレーターに懇切丁寧に受け答えされ、届かなかったり壊れていたりした品物についてはきっちり保証して貰えたと。安心な上に安全。それがペイパルなんですね。
だからこそ海外との取引にペイパルを使う人が多いんですが……逆に国内ではなかなか利用者数がのびないんだそうです。ペイパルを使えるところ、増えてるそうなんですけどね。
まあはっきり言って、国内でもペイパルのように自分のクレジット番号相手にさらさなくても買い物ができるシステムって、たくさんあるんですよ。もちろん一度クレジット番号をそこに登録しておく必要はあるんですが、でもその後は安心システムが使えますからね。だから私も国内で「物」を買う際にペイパル利用することは今のところほとんどないんですよ。
私がペイパルを利用するのは「物」じゃなくて「サービス」。
販売するものが「物」じゃないところには、まだまだ日本の安心システムが使えない場合が多いですから。例えばスカイプを通じて自宅でレッスンを受けるようなシステムのポイントなどはペイパルで購入しているわけです。
そのせいかどうかはわかりませんが、日本ではペイパル、ゲーマーの人気が非常に高いんだそうです。
これも「物」ではないものにお金を払ってるわけですよね。
だから私はペイパルのこれからの日本での伸びしろはここにあると思ったんですよ。「物」ではなく、様々な「サービス」を提供する事業にペイパルを使えるようにしてもらえばいいんじゃないかと。
また「物」であれば、大手ではない小売業でペイパルを使うことによってクレジットで支払いができれば大変便利になると思いました。私は首都圏に住んでいるので、普段の買い物でクレジットカードが使えないということはあまりないんですが、おかげで地方に旅行に行った時に現金を用意してなくて買い物ができずに困ったりすることがあるんですよ。チェーン店ではない、個人のお店でもペイパルを使うことによってクレジットの支払いを受け付けてくれるようになったらどんなに便利なことか!
それから、習い事をしてると毎月封筒に現金を入れて手渡すことになる月謝。この月謝をペイパルで支払えるようにできるシステムを早急に作ってくれたらホント助かると思いますよ。お月謝のための現金が必用で銀行にお金をおろしにいくことだってあるんですから。
ペイパルが日本で伸び悩んでいる理由のひとつとして、この現金による決済がメインであることがあげられていました。欧米は昔から小切手という形で決済を行っていたので、そもそも現金で払うことが少なかったからスムーズにクレジットカードやペイパルに移行できたのかもしれませんが、日本では「つけ」はあっても払う時には現金というのがほとんどでしたからね。歴史的な事情もからんでいるのかもしれません。
現金のやりとりといえば、私が思い出すのは「男はつらいよ」のラスト間近、旅立つ寅さんを追いかけてきた妹のさくらさんがいつもお財布を取り出しては中のお札(現金)をありったけ渡すのですよ。「すまねえな」という寅さんに「もっとお金、もってくればよかったね」と返すさくらさん。身内同士のお金のやりとりって、日本だと確かにこうですよね。
でも私は「TIME/タイム 」という映画を見て思ったのですよ、あのお金のやりとりがもっとスマートにできるようになればいいのにって。この映画では通貨代わりの時間を違いの腕と腕をふれさせることによってやりとりするのです。腕には自分に残された時間(0になると死ぬ)が自動的に印字されるんですが、寿命の残りが一日分ぐらいしかないのに、母親は息子にランチ代としてそこからいくばくかの時間(お金)を渡すんですよ、今日お給料が入るから大丈夫と言って。なけなしのお金(時間)でも愛する家族のためなら渡したいという思いは寅さんとさくらさんと同じですが、やり方としてはこっちの方がちょっとばかりスマートです。
今なら、ペイパルを使えば、日本でもこんな感じでスマートに身内同士でのお金のやりとりができるようになるんじゃないかなと、ふと思ったわけで。
そもそもペイパル PayPal は友達同士でのお金の送金を簡単かつスマートにするためのものだったそうなんです。日本では送金を行えるのは銀行と決まっていたそうなんですが、最近法律(?)が改正され、PayPalを通しての送金も可能になったとイベントで聞きました。だったらねえ、今はお子様でさえスマホを持つ時代ですから、スマホ同士で簡単にお金のやりとりができるようになったらおこづかいあげるのも簡単になるんじゃないでしょうかねえ? スマホで支払いだってできる世の中なんですから。
まあ、お年玉がスマホでチャリ~ンとかだったら、確かに有り難みが薄くなっちゃいますけどね。
こんなことを思いつくまま喋ってただけなのに、PayPalの皆様には真剣に耳を傾けて頂いて、申し訳ないくらいです。
ペイパルが日本でも広まって、クレジットカードがもっとどこでも使えるようになれば便利だし、資源の節約にもなるんじゃないかな?
ペイパルデビューがまだの方、是非ご考慮くださいね!
ペイパルユーザーミーティングに参加しました。
お土産に頂いたバッテリーチャージャー。ありがたや~♪