浪川大輔、山寺宏一らがルパン新作アフレコ「こんなに斬った五ェ門は見たことない」(映画ナタリー) - Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161013-00000058-nataliee-movi #Yahooニュース

 

劇場アニメ「LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門」のアフレコイベントが、東京都内のスタジオにて行われた。

「LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門」は、裏切り者の汚名を着せられた若き日の五ェ門が、最強の剣士へと成長していくさまを描く物語。監督、作画監督を「LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標」の小池健が務めている。

イベントには五ェ門役の浪川大輔、ルパン三世役の栗田貫一、次元役の小林清志、峰不二子役の沢城みゆき、銭形警部役の山寺宏一が出席。浪川は、まだ人として未熟な五ェ門が挫折を通して変わっていく様子を表現するとともに、音響監督からのさまざまな指示や要求に対しバリエーション豊かな演技で応えた。

浪川は台本を読んだときの印象を「普段の五ェ門は内面の葛藤が表面に出にくいタイプですが、こんなに長時間、敵だけではなく己とも戦っているのかと」と述懐。そして「若さからくる感情的な姿を出しながら、五ェ門の渋さを失わないバランスと、現代の達人・五ェ門への成長を本当に微妙な変化を徐々に加えながら演じました」と収録を振り返る。

栗田は本作について「仕上がりは、相当ハードでヒールなテイストになると思います」と述べ、「今日は浪川大輔さんが、本当に五ェ門になったと言える日だと思う」と浪川の演技を称賛。山寺は「このシリーズは本当にすごい。物語を通して五ェ門の美学が貫かれていて、前作よりもさらにハードでバイオレンスな作品。こんなに斬った五ェ門は見たことがないです」と期待を煽った。

「LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門」は、2017年2月4日より全国にてロードショー。


栗田貫一 コメント
仕上がりは、相当ハードでヒールなテイストになると思います。今まで五ェ門のセリフは少ない話が多いから、今まででもっともセリフ量が多く、若き日の五ェ門が挫折から最強になるまでを描いている。「血煙の石川五ェ門」のアフレコをした今日は浪川大輔さんが、本当に五ェ門になったと言える日だと思う。「LUPIN THE IIIRD」シリーズのルパンは、ちゃんと悪人。テレビではいい泥棒だけど、このシリーズでは原点の悪人・泥棒として演じている。今回の作品も、殺陣のシーンなどすごくリアルにハードに描いているので、ぜひ劇場でご覧いただきたいです。

小林清志 コメント
「血煙の石川五ェ門」は、五ェ門の挫折を描いた作品。挫折から立ち直っていく話です。それを皆さんには応援してご覧いただけたら、ありがたいです。私自身は、若い時代を描いた物語ですが逆にあまり意識しないで演じました。しかし、台本を通して物語を体感して表現をします。この作品のキャラクターたちは、テレビシリーズとは顔が違う。マンガっぽくない。次元も緊張感がある顔をしています。皆さん五ェ門の挫折から立ち直る姿を応援してください。

浪川大輔 コメント
普段の五ェ門は内面の葛藤が表面に出にくいタイプですが、こんなに長時間、敵だけではなく己とも戦っているのかという印象を台本を読んで受けました。若き日の物語なので、若さからくる感情的な姿を出しながら、五ェ門の渋さを失わないバランスと、現代の達人・五ェ門への成長を本当に微妙な変化を徐々に加えながら演じました。「次元大介の墓標」をご覧になって、「血煙の石川五ェ門」にも期待してくださっているお客様も非常に多くいらっしゃると思います。その期待を裏切らないように誠心誠意、心を込めて演じさせていただきました。映像も物語も非常に面白い作品になってますので、ぜひ劇場に足を運んでいただきたいなと思います。

沢城みゆき コメント
不二子は大人になってもなお、わりと淡白なところが残っている女性。その人がさらに若いときの話なので、ルパンたちに対しても、愛情とか仲間意識があるというわけでなく、あまり眼中に入っていないように淡白な距離感で演じました。一番の見どころは、“見たことのない若い石川五ェ門”。古参のファンの皆様にも新鮮に楽しんでいただけると思いますし、まだ悟っていない五ェ門の姿は、「ルパン三世」を新たにご覧になるお客様には、どこか身近に感じていただけるのではないかと思います。ぜひ劇場でご覧いただけたらこれ以上のことはありません。よろしくお願いします。

山寺宏一 コメント
このシリーズは本当にすごい。物語を通して五ェ門の美学が貫かれていて、前作よりもさらにハードでバイオレンスな作品。こんなに斬った五ェ門は見たことがないです。銭形もインターポールではなく「公安の銭形」と自己紹介します。おちゃらけ一切なしで、いつも以上に渋くてより実直で、その中の熱さを意識して演じました。今回、相当強い敵が出てきます、誰もかなわないんじゃないかというくらいに強いです。このシリーズが今後どうなるのかますます、興味が湧いてワクワクが止まらないです。大人のための作品。美学を持った大人たちを描いた作品になっています。すべてのルパン好きの大人にぜひご覧いただきたい作品になっています。



原作:モンキー・パンチ (c)TMS