クリストファー・ノーラン最新作「ダンケルク」は型にはまらない構成で第二次世界大戦を描いている(IGN JAPAN) - Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170302-00000001-ignjapan-movi #Yahooニュース

 

クリストファー・ノーラン監督の次回作「ダンケルク」は型にはまらない方法で第二次世界大戦を描いている。
本作は第二次世界大戦中に起きた「ダンケルクの戦い」が題材だ。フランス・ダンケルクでドイツ軍に包囲されたフランス・イギリス軍を救出するイギリスの作戦を描いている。
The Playlistが紹介しているように、ノーラン監督はフランス誌Premiereのインタビューに答え、予告編第1弾に登場する説明調のセリフを減らしたことを明らかにしている。また、「ダンケルク」は「空」「海」「浜辺」を舞台に、3人のイギリス兵の視点を通して描かれるという。
「空」は戦闘機を操縦するトム・ハーディーのキャラクター、「浜辺」はハリー・スタイルズ演じるキャラクター、「海」は海軍(マーク・ライランスやキリアン・マーフィーが登場)の物語を描いている。ノーラン監督は、ダンケルクの浜辺で立ち往生する兵士と船に乗っていた兵士とでは同じ出来事でも、体験が大きく異なると話している。浜辺にいた兵士は、救出されるまで1週間待たなければならなかった一方、船の上の兵士は1日もしないうちに救出された。
「それぞれ異なる歴史のバージョンを掛け合わせるためには、時間軸を混ぜる必要がありました」とノーラン監督。「なので話自体はとてもシンプルですが、複雑な構造となるのです」

ノーラン監督によると、複雑な構成を採用した理由は、第二次世界大戦の重要な出来事を忠実に描くためだという。
「これは第二次世界大戦の歴史において非常に重要な瞬間です」とノーラン監督は語る。「この救出作戦が成功しなかったら、イギリスは降伏しなければならなかったでしょう」
「ダンケルク」は海外で7月21日に公開される。日本公開は9月。