「アナ雪」の全く異なるオリジナルのエンディングが明らかに(IGN JAPAN) - Yahoo!ニュース https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170330-00000004-ignjapan-movi #Yahooニュース

 

ディズニーの大ヒットアニメーション映画「アナと雪の女王」には当初、全く異なるエンディングが用意されていたことがわかった。
以下に「アナと雪の女王」のネタバレが含まれる。

「アナと雪の女王」のプロデューサー、ピーター・デル・ヴェッチョはEntertainment Weeklyのインタビューに答え、当初の予定ではエルサが悪役になるはずだったと話した。このバージョンはハンス・クリスチャン・アンデルセンの「雪の女王」から大きな影響を受けており、エルサは「雪の女王を自称」する完全な悪役だったという。また、アナとエルサが姉妹であるという設定も存在しなかった。


「女性の悪役と善良なヒロイン、という構図からスタートしました。エンディングでは、エルサが作った雪の怪物を相手にした派手な戦いが行われるはずでした」とヴェッチョは話している。
このバージョンでは、雪の怪物を止めるため、アレンデール王国はどうなっても良いと考えるハンス王子が巨大な雪崩を引き起こす。アナはエルサに雪崩を止めるよう説得し、物語の真の悪役はハンス王子だったことが明らかになる。

しかし、監督のクリス・バックと製作陣はこのエンディングに納得できなかった。オリジナリティが足りず、エルサの描かれ方にも問題があると感じたのだ。


「このエルサには全く感情移入できませんでした――映画を通して、ずっと悪役なので、彼女のことはどうでも良いと思ってしまったのです」とヴェッチョは話している。


「愛のキスで全てが解決する」といった典型的なエンディングを避けるため、バックは、エルサがアナを死から救うというエンディングを思いついたのだという。「アナと雪の女王」の驚異的な成功を見ると、この判断は正しかったようだ。