ミュージシャン・LOVEも感動!『ガーディアンズ』の曲は「音楽ファンの心をくすぐる」(クランクイン!) - Yahoo!ニュース https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170511-00049721-crankinn-movi @YahooNewsTopics
FMラジオ番組『LOVE CONNECTION』(TOKYO FM/FM OH!)のパーソナリティを務めるシンガーソングライターのLOVEが、マーベル・スタジオ最新作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』を鑑賞。「前作の記憶が吹っ飛ぶほど感動しました!」と大絶賛し、特に「物語に寄り添った音楽のセレクトが素晴らしかった」とミュージシャンならではの感想を寄せた。
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■“愛の力”に満ちあふれている!
本作は、70年代を中心とした珠玉のヒットナンバーに乗せ、ヤンキー・ヒーロー・チーム<ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー>が活躍するアクション・アドベンチャー。父の愛に飢えた“永遠の思春期リーダー”ピーター・クイルや、ツンデレがたまらない“美しき暗殺者”ガモーラを中心に宇宙の落ちこぼれたちが銀河を救うために奔走する。
興奮冷めやらぬ中、「素晴らしかったですね!でも、こんなに泣ける映画でしたっけ?」と予想外の内容に驚きを隠せないLOVE。「前作は悪ふざけ感があって、すごく楽しかった印象がありますが、その記憶も吹っ飛ぶくらい感動しました」と大きな瞳を輝かせる。
「相変わらずアライグマのロケットは口が悪いですが(笑)、それぞれのキャラクターの物語が掘り下げられていて、とくに親子関係はたまらなかった。思わず自分のことを照らし合わせたくらいです。この映画は、何か問題のある家庭を修復できるくらい“愛の力”に満ちあふれていますよね」と称賛を贈った。
■音楽を選曲した人を逆にインタビューしたいくらい!
また本作は、全編を彩る音楽も好評を博し、サントラも大きな話題になっているが、「選曲がいわゆる“ど真ん中”の曲じゃなくて、音楽ファンの心をくすぐるセンス。逆に選んだ方を私がインタビューしたいくらい!」と、LOVEもすっかり魅了された様子。
ちなみに、選曲は脚本も手掛けるジェームズ・ガン監督が担当。音楽を当てながら物語を書いているので、そのハマり具合はパーフェクトだ。「例えば、キャット・スティーヴンスの『父と子』や、サム・クックの『ブリング・イット・オン・ホーム・トゥ・ミー』は、親子のシーンと重なって、すごく印象に残っています」と、思わず表情がほころぶ。
「とくにサム・クックの曲は、ピーターのお父さんとお母さんのロマンスと、ピーターとガモーラのいい感じのところで流れていますが、2世代にわたって使われているところが素敵。何よりサム・クック本人が1番喜んでるでしょうね」とニッコリ。「今、音楽業界のムーブメントとして、スムーズソウルやブラック・ミュージックが振り返られているので、そういった点でも注目ですよね」と、劇中の選曲が最新トレンドであることもポイントに挙げた。
■正義の集団じゃないところが好き!
「前作よりも遥かに好き!」と、本作に太鼓判を押すLOVE。音楽もさることながら、それぞれのキャラクターも深く掘り下げられ、物語も涙なしでは観られない感動要素に満ちている。見どころがあり過ぎて総括がなかなか難しい作品だが、LOVEは、「そもそも、正義の集団じゃないところが好き!」とズバリ斬り込む。
「世の中、コンプライアンス重視で無菌箱みたいになっていますが、ちょっと汚れてるくらいが動きやすいんだなっていうのがこの映画を観るとよくわかる。リアルな世界でも、仕事をする上で、自分を犠牲にして“悪者”になれる人って魅力的じゃないですか」と力説。さらに、「女性も絶対観たほうがいいと思います。いつか結婚する男性は、この作品に描かれている何かしらの“コンプレックス”を1つは持っているはずだから(笑)」。将来、パートナーとなる人のヒントも隠されている?本作は、LOVEの心にしっかりと刻まれたようだ。(取材・文・写真:坂田正樹)
映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』は5月12日より全国公開。