私がバンクーバーに行った理由……

 

そりゃあなた、当然オーランド・ブルーム出演の「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」を見るために決まってるじゃああ~りませんか。

 

 

26日と書かれている公開日の前日、すなわち25日木曜日の夜から映画館では「パイレーツ」の興業が始まりました。

 

でもこの日は3Dとかさらにすごいナントカとかの映画料金が高いヤツしか上映がなかったんですね。通常2Dなら13.5ドルくらいのところ、3DだのULTRAAVXだのは24ドルぐらいするんですよ。英語もロクに分からないのに、さらにオーランドの出演がどのくらいの長さ(短さ)かも分からないのに、初めてのよく知らない映画館で24ドルも出すのはイヤだ……ってわけでその日はあきらめて、本来の初日である26日に2Dで見ることにいたしました。

 

異国の初めての映画館で映画見るって、結構ハードル高いです。

特に今回は大きな都市なので行けば映画館ぐらいあるだろと全然下調べしないままだったので、ほんと、出たトコ勝負でした。幸いホテルにあったバンクーバーの市内ガイドに映画館マークが2箇所ついていたので、それを頼りに歩いて行きましたね。

 

ええ、歩いて。ホテルから2キロと歩ける距離だったので。

バンクーバーは通りにそれぞれ名前がついていて、各交差点には確実にその表示があるので、方向音痴の私でも目標を探しやすいのです。

 

それでてくてく歩いて見つけた劇場がこちら。

 

わ~い映画館だ~♪ と喜んでドアを押し開けて入り、しばし掲示を探して「パイレーツ」が Coming Soon になってることを確認。

ロビーは暗いし、しかもこのポスターは高い天井の側近くに掲示されていたし、当時の私の体調は最悪だし……という事情でボケボケな写真ですんません。

 

まあとにかくこのホテルから歩いて2キロの劇場で「パイレーツ」が見られることは分かった。

そこらのバス停にもこんなポスターが飾られているんだから、間違いないでしょ。

 

で、ホテルに帰ってウェブで上映時間とか調べようと思ってハタと気づきました。その劇場の名前、分かってない……。

 

だってこれですよ?!

THEATER としか出てないじゃないのさ~~~! 写真とっても意味ね~わ! (どうやら上のマークで分かるものらしい)

 

ってわけで、26日に備えて25日にもう一度てくてく歩いて行ったわけですよ、その劇場の名前を知るために。ええ、高緯度の太陽がギラギラ光りを投げつける中を。

ちなみに劇場の名前は ScotiaBankTheater でした。

 

で、中に入って上映時間のチェックができるかなあとウロウロしてたら支配人らしき紳士に「何のようだ」的に声かけられまして、「パイレーツが見たいんだけど……」と答えたら「今晩だ、7時半からだ」と言われて、初めて25日にも上映があることを知ったわけです。その後「何か時間割みたいなのはありませんか」と尋ねたはずなんですが、帰ってきた答えが「さっきのは間違いだ、7時35分からだ」だったので、どうやら意思の疎通に問題があったようです。

 

というわけで(意思の疎通がうまくいってないので)、そこではチケットを買わず(買えるのかどうかも分からなかったので)、ホテルに戻ってようやく分かった劇場名を元に上映時間を検索。それでその日の上映は高いチケットばっかりだというのが分かったんで、次の日でいいやと決めたんでした。理由は上に書いた通り。

 

実はホテルに帰る前に観光しながら歩いていたらチャイナタウンの方まで行っちゃって、なんかさびれた大きな建物に入ったらなんとそこにも映画館があることが判明した挙げ句、実はその建物にはそうと知らぬまま中華粥を食べに入っていたことも発覚! 

 

この建物の三階がシネコンになっているのです。

先に紹介したSctiaBankTheater も中はたぶん同じ系列のシネコンでした。

 

選択肢が増えたので双方をPCで調べたところ、結局どこでも25日は高いチケットしか販売していなことが分かったので、涙をのんでその日はあきらめたのでした。

 

まあだってね、予告で見た限りではオーランド、顔にフジツボつけてたしね。それだったら一日くらい我慢してもいいかな~って。

 

 

 

 

 

この時、映画館ではまだ日本で上映されてない「キング・アーサー」や「エイリアン・コベナント」を上映してたんですよ。でもほら、英語分からないと見てもしょうがないでしょ、話分からないから。オーランドならたとえフジツボついてたって顔みるだけで満足だけど。そんなわけで指をくわえて他の映画は見ないまま帰ってきたのでした。