「メッセージ」と「ドクター・ストレンジ」の共通点とは、どちらにも マイケル・スタールバーグが出演していることである。

 

 

 

(これが邦題では「メッセージ」になります)

 

「メッセージ」ではハルパーン捜査官としてにらみをきかせ、最後の方では悪役的な役割を、「ドクター・ストレンジ」では同僚の医師ニックとしてちょこちょこ出てはコメディリリーフを担っていたのがそのマイケル・スタールバーグだ。

 

この方、マイケル、ワリと特徴的な顔立ちをしているので一度見たら忘れないと思っていたのだが、調べてみたらかつて見た映画にたくさん出演していたのにその時の姿が全然思い出せないという体たらくだった。目立つ顔になったのは最近なのか?!

 

一番最初に彼の顔が私の印象に残ったのは「メン・イン・ブラック3」だった。

 

 

この時、毛糸の帽子を被った姿がとてもだったので脳裏に焼き付いたとみえる。173センチとハリウッド俳優としては小柄な方だが、映画によってはもっと身長が高いようにも見えるので、「顔は似てるけど身長が違うから別の人」と思い込み、同じ人物としての認識が生まれにくいのかもしれない。

 

「メッセージ」ではいつも怒ったような顔で現れ、常ににこやかだった主役のジェレミー・レナーといい対比を演じていた。「ドクター・ストレンジ」ではベネディクト・カンバーバッチ演じる天才医師と比ベるといかにも凡庸な医師然として描かれていた。彼の存在が主役達をひきたてていたといっても過言ではない。非常に優秀なバイプレイヤーなのだと思う。

 

マイケルはスイカにかける塩のように、相手のいいところを巧みにひきたててみせる役者なのである。

 

 

 

 

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