「ジーサンズ はじめての強盗」と「ジョン・ウィック チャプター2」を続けて見たら、同じ俳優さんが同じ顔なのに全く違った雰囲気で登場していて吹いてしまった。
「ジーサンズ」ではかつて生活態度がだらしないせいで妻に離婚を突きつけられた風の現マリファナ屋(医療用ってコトで合法らしい)。「ジョン・ウィック」では隙のない身仕舞いとソツのない職業態度のソムリエ(武器の)。同じ顔でも髪型と服装と態度と話し方が違うと、こうも違う人間に見えてしまうものなのかと感動さえしましたね。ってゆーか、人が他人を判断する材料って、髪型と服装と態度と話し方なんだな、と。まあね、細かく言えば形だけじゃなくってそこにどれだけ手をかけているかというのも見てとれるからなんですけど。話し方って、声の出てくる位置から違いますしね。
その俳優さん、どこかでみた覚えがあったので「ジョン・ウィック2」見ながらつらつら考えまして、思い当たったのがメリッサ・マッカーシーの「SPY スパイ」。これに出ていた、イタリア人連絡係かと思いきや実はMI6だったと打ち明けたそばからイタリア気質に戻ってメリッサを口説くというカッ飛んだ役を演じていた方でした。今名前調べたらピーター・セラフィノウィッチというお名前らしい。うん、この名字じゃ覚えられないわけだ。まあ、「SPY」でも正反対の性格の二役やってたようなわけだから、二つの映画でまるで別人演じるぐらい、彼にとってはわけもないことなのでしょう。
この方、ピーター・セラフィノウィッチ、実は「ショーン・オブ・ザ・デッド」にも出ていたのでほとんど旧知の間柄といってもいい役者さんなのに、ちょっと老けたら顔の印象がすごく変わってしまったらしく、今の顔と全然結びつけられなかったのよね。ショーン(サイモン・ペッグ)と家をシェアしていたイヤミな彼と言ったらわかるかしら? (それ以前に「ショーン・オブ・ザ・デッド」が分かって貰えてるかしら?)
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まあしかし、芸達者な方だというのはよくわかりました。「SPY」でもすっごくおかしかったんだけど、でも一番おもしろい部分は何故かジェイソン・ステイサムが全部さらっていってしまったので、ちょっとワリをくってたかも。
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これから「ジョン・ウィック チャプター2」を見る方は、「ソムリエ」さんに注目してね♪
ちなみにピーターはもう一人、「コンスタンティン」でキアヌをいじめてた悪魔のルー様ことピーター・ストーメアも出演してたぞい。ルー様ファンもお楽しみに!
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あ~、キアヌやっぱりちょっとふとってたなあ……。