「忍びの国」を見たのです。

もちろん鈴木亮平さん目当てで。

 

 

で、どうだったかというと、う~~~ん……。

 

まずね、その前に(同じ日ではない)「東京喰種」と「銀魂」と、若くて綺麗な男性てんこもりの映画を見ちゃってたのが悪いんですけどね、「忍びの国」に出てくるおっさん連中の鼻の穴がやたら目立つなとか、若い子もよくもまあ選んでこういうのばっかり集めたな、みたいな顔ばっかりで、視覚的に見てて全然楽しくないんですよ。

 

主役の大野くんを始めとして、演技はみなさんお上手です。

 

でも……なんつーか、話が……ピンと来ないというか……。

 

い~んですよ、フィクションなんだから、忍者がどんな存在だったとしても。ただ、それをリアルにこちらに見せる説得力に欠けるというかね。

 

だーっと見てるとあの忍者の国、伊賀の集の中で鈴木さん演じる平兵衛と大野君の無門だけが普通の人間で、あとの連中が揃いも揃って変な顔したサイコパスにしか思えなくなってくるんですわ。そういう集団で育って、何故兵兵衛と無門だけが違うんでしょ? 特に周囲から浮いてる風でもないのに。

 

なまじ小説が原作だと思うからダメなんでしょうかね? マンガ原作と思っていれば許せる世界なのかしら??? 実際、マンガ原作の「東京喰種」と「銀魂」は大層面白く鑑賞できましたから。

 

それを思うと、なんというか消化不良な感覚の残る「忍びの国」

なのでした。

 

忍者ものなら、マンガの落第忍者乱太郎の方がおもしろいわ(映画は悲惨だったけど)。