「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」を見て参りました。はい、マンガ原作の映画化としては、まずまず及第点と申しましょうか、杜王町のロケーションがエキゾチックで美しかったのが本当に効果的でございました。
あれはスペインのシッチェスやバルセロナでロケが行われたそうなんですが、そうすると光も当然、日本でなくて現地のものになりますよね。
そのせいなのかどうなのか、撮影がめっちゃ高画質だったとか、或いはドアップを多用するカメラワークのせいか、とにかく気になったのが、日本人キャストのお肌の様子。もちろんその全員が男性陣。
もうね、主演の山崎賢人を始めとして、メインキャストは皆さんお若いわけですよ。お若いのに、肌のアラが目立つ目立つ……。
これは日本人男性の特徴なんでしょうか? お肌が……粗いというのかなんなのか、とにかく手入れが行き届いてなく見えるというのは。少なくとも中年すぎた日本の男優さんがアップになると、最近の映画では目を覆いたくなるものがあります。その萌芽ともいうべきものが「ジョジョ」でばっちり目についてしまったわけで……。
若さ故の吹き出物とか、ニキビ跡はもうしようがないのかもしれません。でもね、肌が均質じゃなくて凸凹してるのって、スクリーンだとすごく目立つのよ! 鼻の毛穴の黒ずみとかもね、とったり隠したりできるものなら、そうやってから登場して頂戴!!
切に思いましたね。
あ、山田孝之のアンジェロはいいんです。元々汚く見えるように細工されてましたから。でも他の、高校生キャラ。もっと、お肌の美しさに、気を使って貰っても良かったんじゃない?!
何故でしょう、映画なのに、彼らは特殊メイク以外のメイクをしないのでしょうか? 男が化粧なんてしてるのは男らしく見えないからダメという日本的な考え方でもあるのでしょうか? この21世紀、今更そんな時代でもないでしょうよ。
自分の生き様を表現するのが男の顔だから、化粧なんぞで誤魔化したりしたくないという考えもあるかもしれませんが、大スクリーンにのせるんだったら綺麗にこしたことはないです。っていうか、キレイにして! 女性同様、見た目の美しさも重視して!!
少なくtも、日々日焼け止めを塗って紫外線対策はした方が絶対いいと思う。今の映画はお肌のダメージをハッキリとらえるんだからさ。今の日本の中年男性俳優のお肌の汚い色は、紫外線対策を怠った結果なんだからさ、わざわざそのマネをすることはないわよ、今からでも遅くないから毎日スキンケアしてください!
と、映画の内容そっちのけでキャスト見ながらそんなことばかりを考えておりましたわい。うん、マンガと同じ話なので、展開知ってるからね。
ちょっとミスキャストだな~と思ったのが承太郎の伊勢谷さん。28才にしては老けすぎだよぅ。
バッチリだ! と思ったのが億泰! ルックスもそっくりだけど彼の可愛さが十全に表現されていました。
なんだこりゃ、と思ったのが観月ありさのママ役。ルックス的には似てるし雰囲気もピッタリだけど、まるで母親に見えない。脚本書いたのが男性なんだろうけど、行動的にも母親としての自覚に乏しい。ってーか、マンガのキャラそのものだから、普通の人間としてなりたってない。こういうキャラに深みを与えないから、底の薄い作品にしかならないんだよね~。
美しかったのは岡田将生。でも「銀魂」の時の方がより美しかった。
ヘアスタイルは皆さん完璧でした。そういう意味ではスゴイと思う。
あくまで原作マンガファンの夢を壊さぬよう、丁寧に作られた映画でした。あとはみなさん、スキンケアしてください!