「トランスフォーマー/最後の騎士王」を見たわけです。

そりゃあもおアンソニー・ホプキンスとマーク・ウォールバーグは格好良かったですよ♪ 良かったのはそれだけだけど。

 

というわけで、以下ネタバレになりますので、お気をつけ下さい。

 

 

そうです、トランスフォーマーというのは車や飛行機からロボットに一瞬にして変形するのがいいんです。これ実物(おもちゃ)だと、一部特殊なパーツを除き、車や飛行機の形を変えても重要な部品は組み替えずにつながったままというのがいいんですよ。バラバラにして組み替えたらそれはもうトランスフォーマーじゃないの! それは別のおもちゃなの、例えば戦隊物の合体ロボとか。もう、そういうのは「パワーレンジャー」でやってくれたそれで良かったのよ。

 

ところが今回の「最後の騎士王」でマイケル・ベイったらその禁じ手を使っちゃったんですね! もう、それ、トランスフォーマーじゃないかkら!(←しつこい)。

 

もう、バラバラにしてからの組み替えアリだったら、この先レゴにでもなんでもできるでしょうよ。あ、そういうナノブロック系のは「ベイマックス」でやっちゃったか。実際、トランスフォーマーシリーズでもオリジナルのキャラクターを与えられてないものだったらあったかもしれないです。でもね、それをバンブルビーでやっちゃ、ダメなの!

 

まあそれはおいておいても、相変わらず前までのお話の「なかったこと化」が激しくて、あれ? なんでそうなってんの? ということが多い多い。そういうことを考えさせまいとしてか、5分に一激しくキカイがぶつかったり爆発したりの大音響がなりひびくもんだから、肝心のクライマックスになる自分には観客もう飽ききってしら~っとしちゃうんですよ。も~え~ちゅーんじゃ、って感じ。

 

今作では無理矢理ダン・ブラウン的な謎解きもどきというか因縁話をくっつけて、アーサー王伝説に結びつけようとしてましたが、無理でしょ、いくらなんでも。アーサー王といえばこの前「キング・アーサー」見たけど、双方で時代考証違いすぎてもうびっくり。いえ、おもしろかったのはチャーリー・ハナム主演の「キング・アーサー」の方ですが、いくら伝説とはいえ、もうちょっとそれらしくできなかったのだろうか、両方とも。

 

もうここまできたら、全ての魔術の伝説あるところに登場できますよ、トランスフォーマー。次はアメリカ建国に手を貸したとか(あ? 「ナショナル・トレジャー」か?)、その後ぶっ壊すことになるピラミッドも建設したのはトランスフォーマーだったとか、好きにできるわね。

 

「ジョン・ウィック チャプター2」では、観客が求める物を的確に見抜いて話シンプルにしたのが良かったと思うんだけど、「トランスフォーマー」ではシンプルにしようがないのかしら? どんどんワケ分かんない方に進んでいくんだけど……。

 

なんにしろ、次回作を見る時は(←それでも見るんかい)、耳栓をもっていこうっと!