今ツイッターで大評判の映画「ベイビー・ドライバー」、「ホット・ファズ」のエドガー・ライト監督作品ということで私も見て来ちゃいました。
まず、言っておきたいのが、これ、コメディじゃありません。クライムストーリーです。コミカルなシーンもあるけれど、例えば「ブルース・ブラザース」のようなコメディとは別物です。
そして「ラ・ラ・ランド」のようなミュージカルともちょっと違う。音楽メインですが、主役が声を張り上げて歌って踊りまくるわけでもないので。
じゃあ何かと言われれば、エドガー・ライト作品。もう、それに尽きる。淡々とダラダラと主人公達の日常を追っていたはずが一瞬にしてひっくり返るシーンがいきなり出てくる。そこからテンポがガラリと変わり、一気にクライマックスまで駆け抜ける。どんでん返しとも違う、この急展開の鮮やかさっぷりと、そこに音楽が濃厚にからみついているのがエドガー・ライトの特徴なのですね。
「ショーン・オブ・ザ・デッド」ではクイーンの「ドント・ストップ・ミー^・ナウ」に合わせてゾンビをぶちのめすシーンに大笑いしたものですが、「ベイビー・ドライバー」では同じくクイーンの「ブライトン・ロック」を使ったシーンが最高! 受けまくりました♪ あっ、思い出したらもう一回見たくなっちゃった♪
「ベイビー・ドライバー」、都内でも確か2館とかかっている劇場が少ないんですよ。皆様がお住まいの地域でもスムーズに見に行ける日が来るように大ヒットしてくれないかな……。
ちなみに「トランスポーター」とも違います(主役の腕っ節の強さが)。似ているのは「ドライヴ」だけど、あそこまでハードでもなく、見ていて楽しいシーンがたくさんあるのがいいんですよね、「ベイビー・ドライバー」は♪ 機会があったら是非ご覧下さい!