今年のゴールデングローブ賞のドレスコードは“黒”、女性たちのプロテストを表明(ハーパーズ バザー・オンライン) - Yahoo!ニュース https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180106-00010004-bazaar-ent @YahooNewsTopics

 

ハリウッドの女性たちにとっては困難な世紀だった。女優やプロデューサーが団結して業界内で起こった性的暴行体験話を勇気をもってシェアし、ハーヴェイ・ワインスタインやルイ C・K、マット・ラウアーをはじめとする、権力をもつ男たちを恐れずに非難している。そして、そんな女性たちの運動は、2018年のゴールデングローブ賞でも引き続きメッセージを発信する。

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WWDによると、今年の授賞式で女性の出席者は全員、性的暴行やハラスメントへのプロテストとして黒を着るという。そもそもは連帯の証に黒を着ようと決めた女優の小さなグループのアイディアだったのが、ほかの出席者の間にも続々と広がったもの。「この運動は猛烈な勢いでノミネートされた女性全員と、出席者や参加者たちにも拡大しています。すでにフィッティングを済ませたスタイリストたちはみな、受賞式用のクライアントが最初に選んだ衣装を変更しています」と、情報筋は『Us Weekly』に語る。

このサイレントプロテストにどの女優が参加するかは明らかではないものの、ノミネートされた女優やプレゼンターには、メリル・ストリープ、ジェシカ・チャステイン、ヘレン・ミレン、エマ・ストーン、ニコール・キッドマン、リース・ウィザースプーンをはじめとする大物セレブが揃っている。

「なかにはあらかじめチョイスしたドレスを黒で作るよう、デザイナーに直接リクエストした女優もいます」と、今回の賞で何人かのスタイリングを手がけるスタイリストのジェシカ・パスターはWWDに語る。「デザイナーはできるだけ女優の要求に応えるべく常に最善を尽くしてきましたが、これは女性としてすばらしい、意味のある時ですから、必要とあらばどんなことでもすると思います。デザイナーが主役ではないのです。この運動の裏にある意味が大事なのです」

 

セス・マイヤーズが司会を務める2018年ゴールデングローブ賞は、1月7日に放送予定。

今年の賞シーズンに行われそうなプロテストの動きはこれだけではない。2018年SAGアワードでは、ハリウッドに女性の声を拡大しようとの願いを込めて、全員女性のプレゼンターのラインナップが発表された。「1月のウーマンズマーチに始まり、女性の一年でした。これはとても勇敢に発言した女性たちに対し、団結して敬意を表するものです」と、SAGのエグゼクティブプロデューサー、キャシー・コネルは『The Hollywood Reporter』誌に語っている。