「ノートン サイバーセキュリティ インサイト レポート」発表会に参加しました。

 

おおまかなことについてはこちらの記事で書いたとおりですが、ここでは日本の傾向について改めて詳しくご紹介したいと思います。

 

まあタイトルのとおり「日本においても拡大するネット犯罪被害」というのが結論ではあるのですが、この「おいても」というのがね、実は日本が他国に比べるとネット犯罪の被害が少なくすんでいるというのを暗にほのめかしている言葉なわけですよ。

 

 

この「日本においても」はネット犯罪に限らず、「日本は治安のよい国」とそこに住んでいる私達が思い込んでいることも前提になっていると思います。自分達が犯罪に巻き込まれるなんて夢にも思わず日々を過ごしている日本人は、私を含めてとても多いと思うんですよ。だって実際、アメリカのドラマで見るような銀行強盗や麻薬がらみの犯罪、またメキシコが舞台の映画で見るような誘拐だの不法移民の斡旋だのはほとんどないですからね、身の回りでは。

 

その代わり毎日のようにテレビや金融機関等に貼られたポスターで注意喚起を受けているのが「○○詐欺」。

 

一昔前は「オレオレ詐欺」といったものですが、今はどんどん手が込んできていて、「先程詐欺の通報を受けた警察の者ですが」と名乗ってあれこれ聞き出すという手口もあるのだとか。もはや一般人が太刀打ちできるレベルを超えたかも……。

 

そんな日本ですからネット犯罪被害でも一番なのが「詐欺メール」というのは充分うなずけます。

赤のラインが日本のものですね。

黒のラインが世界のもので、世界的傾向ではウイルス感染が一番であることが分かります。

グラフ全体からも、日本のネット犯罪被害の傾向が少々特殊であることが透けて見えます。

 

その分、自衛に関しても敏感になってるようですね。

 

それでも、詐欺以外も含めて、日本でもネット犯罪の被害による金銭的損失は毎年うなぎのぼりに増えています。

 

先日のコインチェックのNEM流出問題だって、その一つなわけです。いつ自分が被害者になるか……或いはなっていたのか分からないのがネット犯罪の恐いところだと思います。いつの間にか残高が0になっている恐怖……これが銀行預金だったら明日からの生活にも困ってしまいますよ。

 

だから何らかのセキュリティは大切だと思っている人は多いです。

せめて自分のPCやスマホぐらいは自分で守らないとね。

 

ところが日本では何も手立てを講じていない人が21%もいるとか。

あれ? 電子ブックリーダーにも必用なの? それは私もしてなかったわ……。いいわ、これからはセキュリティいれてるスマホで読むから。

 

というわけで、必用なのは危機感を持つことなのかもしれません。

 

なるべく自分が被害者になることのないよう、せめて情報だけでも最新のものにしておきたいですね。

 

お子様用にはすごろくもあるので、是非遊びながらネット上のキケンについて覚えてもらいましょう。

 

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私もやろうかしら?