柳楽優弥にギャップ萌え!? イケメン武闘派からコメディまでお手のもの!(cinemacafe.net) - Yahoo!ニュース https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180818-00000002-cine-movi @YahooNewsTopics

 

>小栗旬主演×福田雄一監督のタッグで贈る、痛快なSF時代劇エンターテインメント『銀魂2 掟は破るためにこそある』。超豪華な俳優たちが“限界突破”で挑むギャグと人情味たっぷりのドラマ、意外と本気なアクションのハイブリッドとなっている本作には、早くも期待値爆上がり。

【画像】『銀魂2 掟は破るためにこそある』の重要人物に

その中で、真選組「鬼の副長」と言われながら、もう1つの人格・ヘタレオタクのトッシーが出現してしまう土方十四郎を演じた柳楽優弥に、とりわけ熱い視線が送られている。

先日の『銀魂2』完成披露試写会で、「トッシーのほうが楽しかったし、演じやすかった」と自身はむしろ“オタクサイド”だと明かしていた柳楽さん。その一方で、小栗さんや菅田将暉、橋本環奈からは「真選組動乱篇」が怒涛のごとく展開する本編後半について「あまりに真選組がカッコよすぎる」との声も上がるほど。土方からトッシー、トッシーから土方へ!? そんな柳楽さんの“振り幅”演技に改めて注目した。



カンヌ最年少の男優賞から実力派俳優へ
是枝裕和監督の『誰も知らない』(’04)で母親に育児放棄された一家の長男を演じ、当時14歳にして第57回カンヌ国際映画祭男優賞を日本人初、史上最年少で受賞した柳楽さん。今年、第71回の同映画祭でパルム・ドールを受賞した『万引き家族』で注目されている城桧吏にとっても憧れの存在だそうで、シネマアカフェのインタビューでも「いつか共演したい」と語っている。


柳楽さんは時の人となった後も、『星になった少年 Shining Boy & Little Randy』『シュガー&スパイス 風味絶佳』『包帯クラブ』などに出演してきたが、一時は俳優という仕事から心が離れていた時期もあったという。だが、こうした紆余曲折があったからこそ、いまや引く手あまたの実力派となった現在の柳楽さんがある。

その演技力は、主演に渡辺謙、共演に柄本明、佐藤浩市、監督は李相日と、日本を代表する映画人が集結した『許されざる者』(’13)や、2014年の宮本亜門演出の舞台「金閣寺」などを機に再び注目を集め始め、菅田さんや窪田正孝らも参加した山田孝之主演の『闇金ウシジマくん Part2』ではストーカー役を怪演。


NHK連続テレビ小説「まれ」ではヒロイン・土屋太鳳と山崎賢人の間に割って入る、マイペースでチャラいが、実は優しい大輔役でファン層を拡大。話題作への抜擢が続く中、2017年の上半期には綾野剛主演ドラマ「フランケンシュタインの恋」と大河ドラマ「おんな城主 直虎」のかけ持ちで多忙を極めた。「直虎」で演じた盗賊の龍雲丸は、野性味溢れる彼の新たな魅力をさらに広めることにもなった。


鋭い眼光で相手を圧倒『クローズEXPLODE』
小栗さんや山田さんが出演した『クローズZERO』シリーズの新章『クローズEXPLODE』(’14)は、東出昌大や早乙女太一、勝地涼、永山絢斗ら新たな“ワルメン”が集結した。前作の主人公たちが卒業した後の鈴蘭高校において“頂上(てっぺん)”争いが激化。その中で頂上に最も近い男であり、最大派閥を率いるリーダー・強羅徹を演じたのが柳楽さん。まるで狂犬のような鋭い視線で相手をにらみつけ、キレッキレで荒ぶる姿に「これが、あの柳楽優弥?」と観客たちに言わしめた。


男気たっぷりに幕末時代劇!『合葬』
杉浦日向子による人気漫画を原作にした『合葬』(’15)は、幕末、慶応から明治へと元号が変わる激動の時期に、江戸の街と最後の将軍・徳川慶喜を守るために結成された彰義隊の青年たちの姿を描く。柳楽さんが演じた秋津極(きわむ)は、将軍・慶喜の退城を目の当たりにしたことから許嫁(門脇麦)との縁談を破談にしてまで彰義隊に加わることを決意する。


柳楽さんにとっては初めての時代劇。当時のインタビューでは「慢心せずに未来に向かって、いい作品に参加したいという欲がある。“これでいいじゃん”と思ったら終わりだし、そう思ってしまう事が一番怖い。これは10代の時に身を持って知ったことです」と明かし、「役者業に対してもっと貪欲でいたい」と熱い胸の内を語っている。


渡辺謙らとの共演が刺激に『許されざる者』
アカデミー賞に輝くクリント・イーストウッドの監督・主演作を、舞台を明治初期の北海道に移して映画化した『許されざる者』(’13)。柳楽さんは、渡辺さん演じる十兵衛と柄本さんの演じる金吾と共に賞金稼ぎの旅に出るアイヌの出自を持つ五郎を熱演した。「俺だって5人殺してる」と息巻く、口の減らない酔っ払いで、粗野な若者だ。


李監督と名優たちに囲まれた北海道ロケでは相当揉まれた様子で、シネマカフェのインタビューでは「間違いなく、この作品をきっかけに前に進むことができていると感じています」と力強い言葉を残している。


野獣のような狂気がヤバい!『ディストラクション・ベイビーズ』
柳楽さんに菅田さん、小松菜奈、村上虹郎、北村匠海ら人気若手俳優が、国内外で注目を集める真利子哲也監督のもとに集結。『桐島、部活やめるってよ』喜安浩平とともに真利子監督が手がけたオリジナルの物語『ディストラクション・ベイビーズ』(’16)は、愛媛県松山市西部の小さな港町を舞台に「楽しければいい」と路上でいきなり人に殴りかかり、気晴らしのような破壊行動を繰り返す若者・泰良と、彼を取り巻く現代の若者たちの姿が衝撃を呼んだ。柳楽さんの入り込み方はハンパなく、弟役を演じた村上さんも、初日舞台挨拶で「会った時は役に入っているというのもあって怖かった」と吐露するほど。


「キネマ旬報ベスト・テン表彰式」など各賞で評価を集めた柳楽さんは、第8回TAMA映画賞にて映画ファンを魅了した事象に対し表彰する「特別賞」を監督らスタッフ・キャスト一同で受賞、「12年間悩んだり、いろいろやっていたんですけど、光栄です。演技に対してしっかりと真面目に向き合って、いい作品に出れるような人でありたいと思います」と真摯に語っていた。



地上波連ドラ初主演で“福田ワールド”「アオイホノオ」
かと思えば、福田監督が手がけたドラマ24「アオイホノオ」(’14)で、地上波連続ドラマ初主演にしてコメディに初挑戦。80年代を舞台に、庵野秀明(安田顕)、岡田斗司夫(濱田岳)など実在の人物が多数登場、小学館に円谷プロ、ガイナックスなどの協力を得て、漫画家・島本和彦の大学時代をベースに描かれたコミックをドラマ化した。

製作時には「福田雄一さんワールドに入れることを楽しみにしています」と語っていた柳楽さん。柳楽さんが演じた漫画家志望の主人公・焔(ホノオ)モユルは、濃いめのルックス、テンション高い変顔に、どこまでも自己評価の高い熱苦しいモノローグがハマり、カルト的ともいえる人気を獲得。

ちなみに、モユルに「才能ある」と言い続ける憧れの先輩・森永とんこを務めた山本美月は、今作に続いてdTVオリジナルドラマ「銀魂2 -世にも奇妙な銀魂ちゃん- 」でもメーテルのコスプレを披露する。


破天荒でも1本筋が通った男「ゆとりですがなにか」
脚本・宮藤官九郎×監督・水田伸生(『謝罪の王様』)のタッグで、“ゆとり第一世代”と呼ばれるアラサー男子3人が仕事や家族の問題、恋愛、友情に迷い、奮闘する姿を描いた「ゆとりですがなにか」(’16)は、スピンオフドラマやスペシャルドラマが製作された。柳楽さん演じる道上まりぶ、坂間正和(岡田将生)、山路一豊(松坂桃李)の3人は、2002年の教育改正により完全週休2日制、授業内容・時間数の削減、就職氷河期などを経てきた、いわゆる“ゆとり”。


特に、まりぶは東大を11浪中で、妻子を抱えながらもぼったくりバーのポン引きを行う身。劇中で何度「○っぱい」と叫んでいたことか…。とはいえ、坂間やその妹ゆとり(島崎はるか)などには「それでいいのか」と正論をぶつけるなど、破天荒ながらも1本筋が通った“まっとうな”男を好演した。

CMでもキャラが濃い“NEW柳楽優弥”に!
さらに、柳楽さんといえば、最近のCMでの活躍も外せない。明星「一平ちゃん夜店の焼きそば」のCMでは、白スーツに羽根マフラーのバブリーなディスコスタイルの“マヨネーザー“に。カーニバルのパレードのようなド派手な乗り物で登場、「マヨビーム、バーン!」と悩みを抱えた社会人や学生に一喝! ちなみに、『銀魂』シリーズで柳楽さんが演じる土方も、重度の“マヨラー”としてお馴染み。


また、最近注目を集めているのが、女優・有村架純との出会いからの恋愛ストーリー(?)を描き続けるWOWOWのCMだ。第5弾「喧嘩篇」では、喧嘩をして家を飛び出した有村さんをタツヤ(柳楽さん)が追いかけ、「最後にこれだけは言わせてほしい」と立ち止まり抱きしめる…とう、これまでとはひと味違う、まるでトレンディードラマのような展開に。メイキングでは「いい感じだよね」「居心地が良い」と2人で言い合う仲睦まじい姿もあり、こちらの続編はもちろん、CMさながらの本格ラブストーリー出演にも期待が高まる。



仲睦まじいといえば、チームワークの良さが伝わる『銀魂』キャストとのオフショットでは、子どものような弾ける笑顔を見せる柳楽さん。その振り幅とギャップに、今回もぜひ萌えてほしい