人気声優・内田夕夜&三木眞一郎「X-MEN」シリーズ完結に「さみしい」

 

全世界累計興行収入28億ドルを突破した「X-MEN」シリーズの最終章「X-MEN:ダーク・フェニックス」の公開直前イベントが6月20日、東京・TOHOシネマズ新宿で行われ、日本語吹き替え版声優を務める内田夕夜(プロフェッサーX役)、三木眞一郎 (マグニートー役)が出席した。

 人類初のミュータント・アポカリプスとの壮絶な戦いを描いた前作「X-MEN:アポカリプス」から10年後を舞台に、X-MENが内なる闇の人格“ダーク・フェニックス”を覚醒させてしまった仲間のジーン・グレイと対峙する。プロフェッサーX役のジェームズ・マカボイ、マグニートー役のマイケル・ファスベンダーら、おなじみの豪華キャストが出演している。

 内田は「正直、さみしい」とシリーズ完結への率直な思いを告白。「これまでは1作ごとに、次がどうなるのかという楽しみがあった。それがもう二度とないと思う反面、良い終わり方ができた」と語った。シリーズの魅力は「何より、X-MENたちが格好いい」。さらに「背景にはヒューマンドラマがしっかりある。歴史が長いので、見れば見るほど、いろんなつながりと方向性が見えてくる」と熱弁した。

 三木も「付き合いが長い分、さみしい思いでいっぱい」。悪役の立ち位置にいたマグニートーだが「意外と“愛の人”だと思う。外的な要因で、力を発揮せざるをえないので、本来は騒動を起こしたい人物ではない」と分析し、「普通に生きたいという彼の叫びが、僕の心にも刺さっている」と振り返った。また「お互いを『友よ』と呼び合うのもいいですよね。僕にとって、三木さんは尊敬する先輩ですし」(内田)、「共演していても、とても居心地がいい。信用ができる役者さん」(三木)と互いへの思いも明かしていた。

 「X-MEN:ダーク・フェニックス」は、6月21日から全国で公開。「X-MEN」シリーズや「デッドプール」「LOGAN ローガン」などで製作や脚本を務めてきたサイモン・キンバーグがメガホンをとり、長編映画監督デビューを果たした。