2月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:3704
ナイス数:61

 

真鍮の評決 リンカーン弁護士 (上) (講談社文庫)感想
この本で最初にボッシュと出会ったのだが、当時は彼について何も知らなかったためそのまま読み飛ばしていた。ミッキー・ハラーとの関係を頭においてからもう一度読むと、彼の言動の描写にいちいち含みがあって面白い。そしてやっぱり大事なことがさりげな~く短い文章で散りばめられている。 しかしボッシュのシリーズを最初から読んでくると、ここで彼が「年配」と書かれているのことにやっぱりちょっとショックを感じてしまうのであった。
読了日:02月18日 著者:マイクル・コナリー


死角 オーバールック (講談社文庫)死角 オーバールック (講談社文庫)感想
ボッシュで「24」だ~♪と思いながら読んでたら後書きにもそう書かれていた。壮大なミスディレクションの迷宮といった趣はまさにコナリーの真骨頂。作品としてはこのぐらいの長さの方が一気に読めて助かります。ボッシュが辛い目に合ってるのをあまり読まなくてすむし。本作の「いやな奴」は無能すぎてボッシュにさえ手のつけようがないという設定には笑えた。バカにつける薬はないとはよく言ったものだ。まあ、日本人は最近国会中継で似たような御仁を目の当たりにしているわけだが。ボッシュにしては短い作品だったのは犯人の頭のデキのせいかも
読了日:02月19日 著者:マイクル・コナリー