7月の読書メーター
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専門知は、もういらないのか――無知礼賛と民主主義専門知は、もういらないのか――無知礼賛と民主主義感想
アメリカの話だが日本にも通ずる物は多々あり、自分にも思い当たる点が様々。ある人達には自分がその物事に対処できるだけの能力がないと気づくことができないというのは、日本の現政府の事かと思った。問題はそういった「部分」のみが現在起こっている事を解釈するための便利なツールとして使われ続ける可能性が高いことだ。本書が訴えたいのはそうではなく、アメリカでは共和国が、日本では民主主義が、現行のままでは立ちゆかなくなりつつある事実に気づき、何かしらの手立てを考えるべきという事なのだ。解決策が示されないのが物足りないだけ。
読了日:07月12日 著者:トム・ニコルズ