クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus#鬼手 韓国映画。もう、脱帽。どうやったらこんな話思いつくのか、そこから不思議。これ「碁打ち」の話なんだけど、日本で私が知ってた「囲碁」とはまるで世界が違うのね。「碁」は賭けて大金を稼ぐゲームであり、早打ち勝負もある。そして勝利に… https://t.co/GlnOegU9i3
2020年09月03日 15:03
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusそれで物語の根底に流れるテーマが「復讐」なのか。おお、そう考えれば納得いくわ、登場人物のほとんどが心に復讐しか抱いてない理由の。あ、それならマカロニ・ウェスタンの方だ。あの主人公はいわばジュリアーノ・ジェンマの役どころだったのね。だから早打ちを競うのか。自分で書いててすっげー納得
2020年09月03日 15:03
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusストーリー展開の理由に納得はできたものの、しかし! それでもなお碁をマカロニ・ウェスタンにあてはめようとした発想の凄さとそれを実際にやり抜くチカラわざには脱帽だわ。だってさ、碁石を置く行為を拳銃の早抜き・早撃ちをなぞらえたところで「交互に指す」という対局のルールは変えられないのよ
2020年09月03日 15:03
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusあたしゃ囲碁って長考するもんだとばかり思ってましたが、この映画ではそうじゃない。「考えるな、感じろ」とブルース・リーの言葉に従うかのように反射の如く次々碁石が置かれていく。黒白、黒白と。でもそれはあらゆる棋譜を覚え込み、ここに置かれたら次はこうと、身体に叩きこんだ結果なんですな。
2020年09月03日 15:03
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusつまり主人公の修行の成果なわけです。その成果をすっごく分かりやすく見せてくれるシーンがしっかりあるので、観客は彼の強さに疑問を抱かない。勝負は彼が勝つと分かっている。実はここが重要なんです。だって、碁盤を見ただけでどっちが優勢かなんて分からないもん、一般人。少なくとも私には無理。
2020年09月03日 15:03
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus再度言いますが、これは碁の早打ち勝負なんですよ。たぶん一手5秒の持ち時間内に次が打てなかったらそれで負け。 そこまではチェスの早指しのようなスピード感で、それが次々に出てくる。対局の棋譜は出てくるけれど、素人目には盤上に上に白黒の… https://t.co/OMbsmYQrfz
2020年09月03日 15:03
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusその状態で紛うことなく主人公の勝利だと観客に確信させるための布石が圧倒的な修行量にあるんですよ。ジャッキー・チェンの若い頃の映画みたいなものですね。ここをちゃんと見せておかなかったら、「え~?(鼻で笑う)」になっちゃう。クォン・サンウ(主人公役)はそこ、しっかりおさえてました。
2020年09月03日 15:03
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusさて、勝負は決まっているのにどこがサスペンスかといえば、それは賭け。それはもう容赦のない取り立てぶりというか、負けた方は払うのがプライドなのでそこは譲れないというのが恐い世界です。大金が動く賭け、というとポーカーが思い浮かびますが、「鬼手」はどっちかというと「ハスラー」に近い。
2020年09月03日 15:03
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus自分の腕前に対するプライドの方が金を上回るっていう、ポール・ニューマンの方ね。最後に欲しいのが金じゃないですからね、この主人公は。だからホント潔くて、暗い話なのに見終わった後は爽快感があります。碁なんか何も分からなくても充分面白いので機会があれば是非ご覧下さい。覚えててね #鬼手
2020年09月03日 15:03