クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus#幸せへのまわり道 作品についてまるで知らず、予告篇すら見ないまま、でも「トム・ハンクスに駄作なし(例外はある。「マネー・ピット」とか)」の思いで鑑賞。冒頭出てきたトム・ハンクスがいつもの彼と全然違うのでビックリ。そっか、誰か実在… https://t.co/S9wpusbPeE
2020年09月11日 03:26
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus予備知識がない映画はスリリングで楽しいが、目を白黒することも多い。実話を元にしてると言われても、全く知らない人ばかりだとそこに親近感は湧かないし。でもいつもと何かが違うんだよね、この映画。そうだ、トムがこちらをまっすぐ見て語りかけてるんだよ。
2020年09月11日 03:26
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusその後劇中で明らかになったのは、トム(=フレッド・ロジャーズ。子ども番組の司会)がカメラを通してその向こうにいる子ども達の目を見て語りかけるようにしているということ。番組収録のシーンだったから、トムはカメラを通してその向こうにいる私達の目をしっかりみつめてたのね。新鮮な体験だった
2020年09月11日 03:26
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusその後劇中で明らかになったのは、トム(=フレッド・ロジャーズ。子ども番組の司会)がカメラを通してその向こうにいる子ども達の目を見て語りかけるようにしているということ。番組収録のシーンだったから、トムはカメラを通してその向こうにいる私達の目をしっかりみつめてたのね。新鮮な体験だった
2020年09月11日 03:26
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusん、冒頭でトムが歌うシーンがあって、それがまあ下手なんだけど、それを見ていて何故か「ビッグ」を思い出したのね。それはトムが魔法で身体だけ大人になってしまった少年を演じた作品なのだけど、たぶんフレッドも大人の身体に子どもの心を残していた人だから、同じ雰囲気が醸し出されたんだろうな。
2020年09月11日 03:26
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus内容ですが、本作のストーリー上の主役はフレッドではなくてマシュー・リス演じる雑誌記者のロイドなのですよ。彼は怒りのコントロールができずに姉の結婚式で乱闘騒ぎを起こすなど問題を抱えているため仕事も干されそうで、ようやく貰ったフレッドへのインタビューもいやいやながら引き受けたもの。
2020年09月11日 03:26
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusいや、彼の気持ち、分かりますよ。子ども相手の番組の司会者なんて、ねえ。大の大人のするこっちゃないと、大人の男は思いがちですよね、たぶん。子ども相手=子どもだましと考える大人は多いでしょう。自分が子どもだった時の心を忘れてしまっているから。そして勿論、大人は子どもを低く見てるから。
2020年09月11日 03:26
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusでもスタジオでフレッドが実際に子どもと接する姿を見て、ロイドは心を打たれるんです。彼自身は「心を打たれた」とは思ってないんですが(とても奇妙な気がしたとか、そんな感じ)、その表情に現れているのは驚きと感動なんです。ロイドを演じたマシュー・リスも名優ですね。
2020年09月11日 03:26
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusロイドが感動したのは、そこにいた男の子が、ずっと閉ざしていた心をフレッドに対して開く瞬間を目撃したからなんです。そしてその感動を素直に受け入れられないのは、彼自身が心を閉ざしている子どもだったからなんですね。求めても得られないものだと思い込んでいたこと=心の解放が、目の前で起きた
2020年09月11日 03:26
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus例えは大げさですが、キリストの奇跡を目撃したようなものです。自分の目で見たものが自分で信じられないので心の奥では感動に打ち震えているのに表面の意識がそれを許さない。だから「奇妙な」感覚になってしまうわけです。素直になれないんですね、大人になるまでにいろいろあって。
2020年09月11日 03:26
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus例えは大げさですが、キリストの奇跡を目撃したようなものです。自分の目で見たものが自分で信じられないので心の奥では感動に打ち震えているのに表面の意識がそれを許さない。だから「奇妙な」感覚になってしまうわけです。素直になれないんですね、大人になるまでにいろいろあって。
2020年09月11日 03:26
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusでもスタジオでフレッドが実際に子どもと接する姿を見て、ロイドは心を打たれるんです。彼自身は「心を打たれた」とは思ってないんですが(とても奇妙な気がしたとか、そんな感じ)、その表情に現れているのは驚きと感動なんです。ロイドを演じたマシュー・リスも名優ですね。
2020年09月11日 03:26
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusだからロイドはフレッドに惹かれながら同時に彼を拒否したいとも思う。大の大人が奇跡信じるなんてバカみたいだし、拒否されたら立ち直れないしね。なんだこりゃ、日本の少女マンガによくあるパターンじゃないか。まあ、恋愛じゃないってのが違う点ですが。というわけで、ストーリーは王道を進むのです
2020年09月11日 03:26
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusで、実話ベースのこれがいいところですよね。フレッドは本当に素晴らしい人物なんです。昨今のドラマのように実は殺人鬼だったりしないのが嬉しい。なんかもーあたし、疲れたの、正体見たり極悪犯罪者っていうパターンに。いい人はいい人のまま幸せになって欲しいよ。というニーズに恐らくは応えた作品
2020年09月11日 03:26
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusまあしかし、フレッドみたいな人が子どものためを心底考えて作った番組は素晴らしかったに違いないです。子どもの受けを狙うとか視聴率とるとか玩具その他を買わせるとかそんなんじゃなく、また知識を増やし勉強をさせるためのものでなく、見る者へ深い愛情を伝え信頼を培い、豊かな心を育てる番組。
2020年09月11日 03:26
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusフレッドを見ているだけで、どういう大人になるべきかという一つの規範が身についたんじゃないですかね、当時の子ども達は。例え道を外れても、そこに戻るべき規範。理想かもしれないけれど、でも現実に存在する人物だしね。それはテレビを見ていた子ども達の精神形成に大きな影響を与えたと思う。
2020年09月11日 03:26
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusフレッドを見ているだけで、どういう大人になるべきかという一つの規範が身についたんじゃないですかね、当時の子ども達は。例え道を外れても、そこに戻るべき規範。理想かもしれないけれど、でも現実に存在する人物だしね。それはテレビを見ていた子ども達の精神形成に大きな影響を与えたと思う。
2020年09月11日 03:26
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusトムの喋り方も声もいつもと全然違うんです。それはフレッドの真似をしてるのでしょうが、これがものすごく心にしみ入ってくる語りと声なんですね。当然英語なんですが、その語りと声のパワーで心を解きほぐしてくれるような感じです。うん? これでトム、オスカーノミネートだったのか。あら、納得。
2020年09月11日 03:26
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusクリス・クーパーも出てて、相変わらず我が道を突き進んでおりました。全然関係ないですが結婚式をダメにするシーンではヴィゴ・モーテンセンとサンドラ・ブロックの「28DAYS」を思い出しました。人様の幸せな門出を台無しにするのは自分の人生を見直す機会としてぴったりなのでしょうか。
2020年09月11日 03:26