クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus『パイド・パイパー - 自由への越境』|感想・レビュー https://t.co/8eewmL4aHi #bookmeter @bookmeterより 本書は映画「17歳のウィーン」で描かれた時代の少し後にあたる。ヒトラーが電… https://t.co/oVeNkAZMQs
2020年10月05日 17:44
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusこの本を読んで分かるのは、ヨーロッパの人々がヒトラーとナチス・ドイツの軍事力を完全になめきっていたこと、及びフランスをはじめとする各国の軍事力を過大に評価していたことである。第一次大戦で負けた国と勝った国の差ではあるが、自惚れと盲信は国家に破滅をもたらすのだなとしみじみ納得。
2020年10月05日 17:44
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus『ボタン穴から見た戦争 白ロシアの子供たちの証言 (Kindle)』|感想・レビュー https://t.co/GkXROYgnml #bookmeter @bookmeterより 「パイド・パイパー」は70歳の英国紳士が主人公… https://t.co/c5m01MyVmQ
2020年10月05日 18:07
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus「パイド・パイパー」にも目の前で親を殺された子ども達が出てくるし、彼らの反応もしっかり描写されている。ショックで口がきけなくなったり、或いは親の敵をどのようにとるかしか口にしなかったり。ただそれを大人の目からみた子どもの「扱いにくさ」的にしか描かれていないのが少々不満だったのだ
2020年10月05日 18:07
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus「パイド・パイパー」にも目の前で親を殺された子ども達が出てくるし、彼らの反応もしっかり描写されている。ショックで口がきけなくなったり、或いは親の敵をどのようにとるかしか口にしなかったり。ただそれを大人の目からみた子どもの「扱いにくさ」的にしか描かれていないのが少々不満だったのだ
2020年10月05日 18:07
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusそれは書かれたのが1942年だから仕方のないことではある。当時の子どもの描写は児童書でない限り大体そんなものだ。子どもは、大人(特に男性)には分からない別の世界の生き物だった。何かを話していても意味のないことばかりと思われていたか… https://t.co/Dz0sZUOmqd
2020年10月05日 18:22
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus「ボタン穴から見た戦争」はそれを見事に描出している。口がきけなくなるのも、復讐ばかり考えるのも、彼らなりの理由がある。本書で書かれているのは白ロシアにナチスが侵攻してきた時の話がメインだが、そこで起こった事を見て、経験して、傷つく子どもの心は、世界のどこでも同じだろう。
2020年10月05日 18:22
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus子ども達は皆、お母さんが大好きだ。他の家族も好きだが、一番はやっぱりお母さんなのだ。生きていればできる限りお母さんを助け、はぐれれば探し回る。死んでしまっても、戻ってくるのではないかとずっと待ち続ける。お母さんを失う悲しみにまさるものはこの世にないから。
2020年10月05日 18:22
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus母親達もまた我が子を守るのに必死だ。子どもの命が助かる僅かな可能性があれば、赤の他人にさえも我が子を託す。戦火の及ばぬ所に送り届けて欲しいと「パイド・パイパー」の主人公が懇願された状況はまだ余裕があった方だ。親達は、自分は死んでも子どもにだけは生き延びて欲しいと願うのだ。
2020年10月06日 10:58
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus白ロシアの人々はその大地と同じように懐が深い。子ども達をかくまい、引き取り、食事をふるまう。もっともそれは本書が「生きのびた」子ども達への大人になってからの聞き書きである点が大きいだろう。無視され、疎まれ、排斥された孤児達は多くが死んだだろうから。そういう例も「パイド~」にある
2020年10月06日 10:58
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusそれで私は子どもの頃に読んだ物語を思い出した。タイトルは忘れてしまったが、戦争で一人ぼっちになった女の子が気っ風のいい農家のおばさんに引き取られる話だ。最初は都会暮らしとの落差に悩むが次第に田舎の生活にも慣れ、最後にはおばさんをお母さんと呼ぶようになる。この時代の話だったんだな
2020年10月06日 10:58
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusその子は親がいなくても、周囲の避難民が何くれとなく面倒を見ていてくれたようだ。農家に立ち寄ったのも食料を分けて貰うためだったと思う。ぽつんとしている女の子を見て、すでに何人も子どもを育ててるおばさんは胸が痛み、そのまま家で暮らすようにと声をかけるのだ。あれは事実が元にあったのね
2020年10月06日 10:58
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusソ連の作家の児童書でもう一つ思い出したのがある。子ども達が家出したはいいけれど食べ物がなくなって困った時、「食べられる草」として名前があがったのが「スカンポ」だった。すっかり忘れていたその名が「ボタン穴~」に出てきて、飢えをしのぐためにひたすら食べたとの記述に何故か納得したものだ
2020年10月06日 10:58
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus「ボタン穴から見た戦争」は子どもの恐怖ばかりを語っているのではない。ヒトラーが戦争を仕掛けて来た時の具体的な描写、ナチス占領下の村の様子、パルチザンへの扱い等が生々しく語られるのだ。それらの言葉は強く、本や映画のシーンを次々に思い起こさせるのだ。今までにない現実味を伴って。
2020年10月06日 10:58
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus『障害者の安楽死計画とホロコースト ナチスの忘れ去られた犯罪』|感想・レビュー https://t.co/yf9affu4Zb #bookmeter @bookmeterより 今は忘れ去られているかもしれないけれど、当時は恐らく… https://t.co/vFHqnZOVmX
2020年10月06日 11:27
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus1940年の時点でそういう認識があるというのは、「安楽死」という名のもとの虐殺、様々な理由をつけての「断種」、入ったら帰ってこられない「強制収容所」がすでに知られていたからなのだろう。ユダヤ人に対する弾圧はすでにあったし、それ以前… https://t.co/55prw9UyGZ
2020年10月06日 11:27
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus「パイド・パイパー」にしても「ボタン穴から見た戦争」にしても、保護者が赤の他人にでも子どもを託して逃そうとするのは、ヒトラーやナチスのやってることが恐ろしいという認識があったからだと思うのだ。あいつら普通じゃない、こちらの常識超えてヤバイことでも平気でやる、みたいな。
2020年10月06日 11:27
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus『障害者の安楽死計画とホロコースト ナチスの忘れ去られた犯罪』|感想・レビュー https://t.co/yf9affu4Zb #bookmeter @bookmeterより 今は忘れ去られているかもしれないけれど、当時は恐らく… https://t.co/vFHqnZOVmX
2020年10月06日 11:27