12月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:3454
ナイス数:39
創竜伝15 <旅立つ日まで> (講談社ノベルス)の感想
まずは完結できてよかった。改めて小早川奈津子女史に感謝を捧げたい。シリーズ後半は女史こそが作品を引っ張る要だった事に改めて気づかされた。彼女は作品引き延ばしのため無理矢理ねじ込まれたキャラだったのだろうか。確かにそれでシリーズは余分に巻を重ねることができたわけだが、軌道を外れてしまったおかげで決まっていた着地点に戻ってくるのにこれだけの時間を要したのではないのか。竜堂兄弟の活躍をもっと読みたいと願ったのは確かに我々ファンだけど、間違いだったかもしれない。もっと若い内にこの完結を読みたかったと、今更切に思う
読了日:12月27日 著者:田中 芳樹
〈映画の見方〉がわかる本80年代アメリカ映画カルトムービー篇 ブレードランナーの未来世紀 (映画秘宝コレクション)の感想
どれも見たことのある映画なので、あらすじを読んでもどうということはないのだが、監督の裏話とからめてあると面白い。映画の様々な元ネタが本だけではなく絵画にまで触れられているのは嬉しい。
読了日:12月29日 著者:町山 智浩
名画で読み解く ブルボン王朝 12の物語 (光文社新書)の感想
ブルボン家以降のフランス史をナポレオン以降まで綺麗に整理して絵で説明してくれるので大変助かりました。フランス革命以降をこんなにスッキリまとめてくれるなんて、感謝感激です。絵画の写真が小さめなのが残念。このシリーズは面白いので続けて読もうと思います。
読了日:12月31日 著者:中野京子
史上最強カラー図解 世界服飾史のすべてがわかる本の感想
世界服飾史を知るためにはは世界史を知らなければならないのだった。特にモードはフランスが牛耳るようになるのでブルボン王家の歴史を途中でおさらいした(有益だった)。今年亡くなった高田賢三やピエール・カルダンも登場するので古代から現代までのヨーロッパ系の服飾が概観できるのはありがたい。「世界」とうたう割にはアジアの衣装にさいてるページが少ないのが残念ではある。イラストが簡明さを追求するあまりか、ちょっと線が少なめ。雑にさえ思えるのも幾つか。写真は大きく、絵画のみならずタペストリーや壁画等お網羅されてて嬉しい。
読了日:12月31日 著者:
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