クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus
ご存命だったらうっかり「キング・オブ・シーヴズ」に出てたかもしれないジョン・ハートの #エレファントマン 新文芸座で「ウィッカーマン」と二本立てでした。これも以前テレビで視聴済みと思ってたんですが、どうやら一部分しか見てなかったみたい。全然覚えてなくて新鮮な気持ちで鑑賞しました
2021年01月25日 15:05
まず驚いたのがアンソニー・ホプキンス。若い！ 「羊たちの沈黙」でレクターより10年若いと、まだ40代でつやつやなのか～、そしてまだわりと普通の人なのか～と、自分が知らなかった一面を見たのでした。当時でも名前は知ってたけど、「羊～」… https://t.co/HsHvjH2JdR
2021年01月25日 15:05
「羊たちの沈黙」以前は特に注目してたわけでもなかったので。
そしてジョン・ハートですが、たぶん今だからこそ彼の演技の素晴らしさが分かるようになったのだと思います。若い頃だと特殊メイクにばかり目がいって気づかなかったのだわ。彼の顔で動くのは両目と片頬のごく僅かな部分なのに、それだけで万感が伝わってくるのですね。なんと繊細な演技である事か！
2021年01月25日 15:05
メイクはほとんどかぶり物も同然なんですが、でもその頭の傾きや首のかしげ方でも感情を表してるんですね。それにはライティングも一役かっていて、それは巧みな人形劇を見ているようでした。昔NHKでやってた「三国志」を思い出しましたよ。光と影で人形の顔に千差万別の表情を与えられるんですよね
2021年01月25日 15:05
内容については、エレファントマンの時代に比べると少しは現代マシになったのかな、と。私が子どもだった半世紀前と比べてもね。私、覚えがありますよ。町内に有名なマイノリティーが居て、彼を見かけると子ども達が一斉にはやし立てるんです。当時はそれが普通だった。悪いとも思ってなかった。
2021年01月25日 15:05
それは映画の中でエレファントマンに対して子ども達が行っていたのと同じ行為ですね。何故そんなことをしたのかというと、自分より大きな子達がしてたから単に真似しただけなんです。特に深い意味があったわけじゃない。大きい子達がそうやって笑ってたから、それが楽しいのかと思ったんです。
2021年01月25日 15:05
まあ母に叱られたのでやめましたけどね。私にはそれが本当に楽しいのかどうかよくわからなかったし。ただしそのマイノリティーの人が怒って追いかけてきた時、つかまって危険なのは自分であるというのは認識できました。小学生高学年の男の子が走って逃げるのに4歳の幼女の足では追いつきませんから
2021年01月25日 15:05
長じていろいろと勉強してからその時自分がやっていたのは卑劣な行為であると気づき、それはもうやめようと思いましたね。「サイボーグ009」の0013、最初いじめらてるでしょ、ああいう感じだったんですよ。客観的に見るとそれはひどい事だと… https://t.co/12tg8LlMjE
2021年01月25日 15:05
ひどい事だと理解できる。名作にはそれだけのパワーがあるんです。
て～なことを思い出しながら見てました。女性というマイノリティーとしてエレファントマンに共感する部分もありますが、その後のデビッド・リンチも見てるんで、何かもーいーかなーって。でもかつてこの映画を見た人々が差別解消への一歩を踏み出したのだとしたらそれは素晴らしい事だと思うのです
2021年01月25日 15:05
ところでエレファントマンが居た見せ物小屋、あれは「グレイテスト・ショーマン」で描かれたPTバーナムのサーカスが元になっているんですね。一座引き連れてヴィクトリア女王に謁見もしてるから、あちこちに二番煎じが生まれてたんだな～と改めて感心した次第です。
2021年01月25日 15:05
