森山周一郎さん死去 ジブリ映画「紅の豚」のポルコ役
一度聞いたら忘れられないお声でした。
ご冥福を祈ります。

 

 

映画「紅の豚」のポルコ・ロッソ役の声を務めた俳優・声優の森山周一郎(もりやま・しゅういちろう、本名大塚博夫〈おおつか・ひろお〉)さんが8日、肺炎のため入院先の埼玉県内の病院で死去した。86歳だった。葬儀は家族葬で執り行う予定で、お別れの会は予定されていない。所属事務所が9日、明らかにした。

 愛知県犬山市出身。劇団東芸に第1期研究生として参加。低くよく響く声で、俳優だけでなく、声優、ナレーターとしても活躍した。「飛ばねえ豚は、ただの豚だ」という名ぜりふがあった「紅の豚」(宮崎駿監督)のほか、ジャン・ギャバンや米テレビドラマ「刑事コジャック」のテリー・サバラスの吹き替えなども務めた。テレビ朝日系ドラマ「トリック」のナレーションも担当した。

 俳優としても多くの作品に出演し、主人公の古山裕一の祖父役を演じた昨年のNHKの連続テレビ小説「エール」が、最後の出演作となった。

 昨年から入院していた。容体が悪化していったんは持ち直したものの8日に急変して、同日夜になくなった。

 

 

 

森山周一郎さん死去 ジブリ映画「紅の豚」のポルコ役