クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus#ザ・ウェイバック WOWOW鑑賞。つまらない映画は20分見ないと消す覚悟ができないが、良い作品なら20秒でそれと分かる。だって目が釘付けになるから。これもそんな作品。冒頭、巨大な構築物の現場で黙々と作業する男。背景には広大で荒涼… https://t.co/EdMfKtftkt
2021年04月06日 21:22
背景には広大で荒涼とした風景。その中で働く人々はちっぽけで、孤立している。
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus索漠とした映像なのに、構図が抜群で光が美しいというのがまず違う。そして台詞もないのに全身で寂寥感を伝えてくる男の演技力に目を見はる。いかった肩と背中は捨て鉢一歩手前だ。この辺で彼がベン・アフレックだとようやく気づき、本作をちょっと前に友達が激賞していた事を思い出した。
2021年04月06日 21:22
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusこの映画のテーマは「救済」だろう。簡単にいえば弱小バスケ部のコーチに就任した男がチームを勝利に導きつつ自分の問題も解決するという話だ。こう書くとよくあるスポーツもののようだが、この映画で男が抱えている問題はとても根が深く、心を抉ってくる。何故冒頭の男があんなにも孤独だったのか
2021年04月06日 21:22
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus表面的な問題の下に隠れている、そうなった原因が映画が進むにつれ徐々に解き明かされていく。ツイッターで激賞していた友人も言及していたが、ベンの弟のケイシーも同様の問題を扱った映画に出ている。兄弟二人とも観客の心が痛む程の名演を披露しているが、そんな経験を共有しているのだろうか
2021年04月06日 21:22
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusベンを見てると重苦しくなるが、その一方バスケのシーンはちょっとばかり「スラムダンク」なので楽しくなってくる。そうやってバランスをとりつつ映画は進む。ただし本作のスリルはバスケの勝敗ではなく主人公の精神状態にかかっている。スポーツ映画のセオリー通りのようで、一味違うのだ。
2021年04月06日 21:22
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus「ザ・ウィエバック」は楽しい映画ではない。でも良い作品だし、面白いところもあって、何より人の心に残る。ベンが本作で表現している辛さは誰にとっても他人事ではないからだ。神に「救済」を委ねる事ができなくなった人間は、苦しみから逃れる簡単な術を失った。これはその先の物語なのである。
2021年04月06日 21:22