4月の読書メーター
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西洋音楽の正体 調と和声の不思議を探る (講談社選書メチエ)の感想
楽譜のページは弾きながら読むと理解しやすい。若いコーラス指導者が練習に持ち込んだ理論の詳述。音楽から「楽」を抜いたもので、大学で学ぶのはよくても素人の合唱からは楽しさを奪う。とはいえ「西洋音楽」とは教会で神を称えるための歌が元なので美しくなければならず、そのための完璧な理論が必要とされた事はよく分かった。音楽の法則がやたら厳しく言われるのもそのせいか。音楽の解説番組で語られる各調に対応すると言われている感情は、結局のところ個人的な感想でしかないというのは納得。音階は人が作り上げたもので自然に誕生しないとも
読了日:04月17日 著者:伊藤友計